京都市上京区 平野神社のクスノキ

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桜で有名な平野神社。
花見の名所として知られますが、花見シーズンに観光客と馬鹿騒ぎしたいだけの輩が大挙してくる以外は閑散としている神社です。

御神木のクスノキ。正しい参拝の手順はクスノキの側に置いてある「すえひろがね」という何やら有難い石を撫でて御神木のまわりを反時計回りに一周、その後本殿へ。という流れですが、機械式時計使いのおっさんとしては磁力を帯びた謎の石「すえひろがね」で時計が帯磁するんじゃないかと不安なので、石はスルーすることにしています。

幹の太さは大したものではありません。
しかし、なかなか立派な枝っぷりです。

ところどころ剪定されてはいるものの、なかなか好き勝手に枝を伸ばしていて充分な迫力があります。
どうも葉っぱがスカスカな気もしますが季節的な問題ではなく、新熊野神社のクスノキ同様カメムシによる虫害の影響が大きいのではないかと察します。

最近は集落を見守るような暖かい巨樹を続けて見てきました。
こちらのクスノキはどちらかというと逞しい、力強い。そんな印象を受けます。

何故だか分かりませんが、巨樹紹介本やサイトではあまり取り上げられてないんですよね。
京都市内においては結構立派な巨樹だと思うんですが。
葉っぱが茂っていればなかなか見応えのある一本だと思います。

平野神社のクスノキ
樹齢 約400年(500年という説も)
樹高 約25m
幹周り 4.85m

2件のコメント

  1. まだまだ若そうで今後の成長に期待できそうなクスノキですねぇ。
    枝がアチコチ自由に伸びている感じもやんちゃ坊主みたい。
    樹齢400年で若く感じるので、巨樹の世界に触れると感覚がおかしくなりそうです(笑)。

  2. > RYO-JIさん
    これでさらに年を経て幹がもっとガッシリしてきたら…と思うと堪らないですね。
    残念なことに僕はその光景が広がることには天に召されていますが…
    400年前って聞くと若いなあと思ってしまいますが、江戸時代なんですよね。信じられない。
    なんか京都人として認められるのは応仁の乱から続いている家系だけ…みたいな話を思い出してしまいました。

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