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FUJIFILM X-T20

福井県小浜市 小浜神社の九本ダモ(枯死後)


FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA / Grain Effect Weak

なにこの春爛漫。
つい数日前は気温一桁だったのに。


先日定休日で食べそびれた、こだま食堂のソースかつ丼を食べに小浜再訪。
今度はしっかり調べてきましたよと。オープン時間の少し前に到着。


これだよ、これ。相変わらずおっさんの胃を潰しに来てやがるぜえ。
敦賀のヨーロッパ軒よりも脂感がややライトで、揚げ具合もこちらの方がサクサクしてて好み。
しかしこれでまた2、3年は来なくていいわ。何とか完食。

食後の運動がてら、小浜神社の九本ダモを見に行くことにします。


↑ここからの写真は全て
FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation ASTIA / Grain Effect weak

小浜神社。小浜フィッシャーマンズワーフから約2km?寄り道しながらふらふら撮り歩いて30分くらいで到着。


小浜神社はかつて小浜城の本丸があった場所に建てられています。
今でも石垣が残っており、巨樹抜きに閑静で雰囲気の良い神社です。


元・国の天然記念物、小浜神社の九本ダモ。
はっきり言って舐めてました。枯死した木だろ、と。しかしこれがまあ凄い迫力。周囲に柵があり近付くことが出来なかったのでスケールをお伝えするのが難しいですが、有無も言わさぬ胆力があるといいますか、人間に例えると体格のがっしりした元柔道家の老人…といった佇まいです。


ウィキペディア参照。昔の姿がご覧いただけます。
かつては9本の支幹が株立ちになっていたそうで、さぞかし壮観だったことでしょう。残念ながら2004年に全ての支幹が崩れ落ちてしまい国の天然記念物を解除されてしまいました。今現在でも充分なオーラを放っており、実物を見てきた者としては「いや、これ充分凄いよ。天然記念物のままでいいでしょ。」なんて思わされます。


既に幹は朽ち、新たな生命の苗床となっています。


幹はもう土壁みたい。
触れてみたい。


内部は完全に空洞と化していますが、目線より高い位置で幹が折れているので見えないのです。カメラを限界まで持ち上げて撮ってみたけど、これが限界。ああ覗いてみたい。スカートの奥が見えそうで見えないあの感じ(いや違う)。RYO-JIさんじゃないですが、ドローンだったら撮影出来るんだろうな…いや、脚立でもあれば。とかそんな事を考えていました。


もう天然記念物じゃない。昔は設置されていたであろう案内板も撤去されて存在しない。それでもアンタ、凄い木だよ。個人的に好きな1本。もちろん健康だった姿を見てみたかったけど、不思議と残念…無念…とは思わない。

小浜神社の九本ダモ
(既に枯死、2004年国の天然記念物解除)
樹齢 約400〜500年
樹高 目測約3〜3.5m
幹周り 9.4m

Diary


FUJIFILM X-T20 / XF 35mm F2 R WR / Film Simulation ASTIA / Grain Effect weak

XF 14mm F2.8とXF 16mm F1.4を触ってきました。
とりあえず16mmは無いっすわ。自分的には論外なサイズと重さ。14mmも微妙。巨樹専用と考えるとギリギリ有りかなあ…という感じ。
大前提として馬鹿でかい巨大なレンズをぶら下げるくらいならもう一眼レフで良くね?と思うわけです。
自分がミラーレス機のレンズに求めているのは気軽に持ち出せる軽快さとそこそこの写りだけなんですよ。
色々触らせてもらって一番シックリ来たのが最近出たプラ製の廉価ズームレンズ(15-45mm?)だったという。
良く写るし軽い。素晴らしい!買うかも。


不老泉 奥琵琶湖 原酒 にごり生原酒と、敦賀の平和堂で買ってきたふぐの卵巣の糠漬け。
ふぐの卵巣の糠漬けは初めて食しましたが、何コレめちゃくちゃ美味いじゃないか。
カラスミより強烈にしょっぱいんだけど、旨味も風味もさらに濃縮された感じ。
これをすこーしずつチビチビつまみながら日本酒をやると止まらなくなります。
アテ以外だとペペロンチーノに振りかけたりお茶漬けに添えたりしても最高かと。

ふぐの卵巣ってイメージどおり毒的に色々とヤバいそうで、この糠漬けは石川県の限られた地域でしか生産が認められていないそうな。
酒飲みの方が北陸へ行ったらマストバイですぞ。平和堂のスーパーで1本(これで10〜12分の1くらい)600円くらいでした。安すぎでしょ。

貴船神社 奥宮の御神木 相生の杉


FUJIFILM X100F / Film Simulation Velvia
FUJIFILM X-T20 / XF 18mm F2 R / Film Simulation Velvia / Grain Effect weak

さて中宮よりさらに奥地。
奥宮へと続く参道の入口に待つのは御神木、相生の杉です。


共に生きる相生にして、共に老いていく相老でもある。


同じ根から生えた二本の杉ということですが、この根が凄い。
もう根っこというより一つの塊なわけですよ。
根と根が一体化し続けて一つの個と化してしまったのか、合体したアメーバのような様相です。


何となく単純に二本揃えて近くに手植えしただけなんじゃないの?という感じも致しますが…
でも根の塊を見てしまうと説得力を感じるのも事実。


本宮、中宮の桂と違ってサイズ的にも目立つことから、結構な人が足を止めて杉の写真を撮っていました。
相生という要素が縁結びの神社にピッタリ合致していることもあって明らかに別格の待遇を受けているような印象を受けます。
脇にそびえ立つ無名の杉と共に樹高はなかなかのものです。


裏側の根っこ。
僕はこれを見て、一見仲睦まじい夫婦だけど裏側を覗くとドロドロした利害が絡み合っていた…そんな光景を想像してしまいました。優しさだけでは生きていけないんだぜ、と言わんばかりに全力で己の根を伸ばし合っています。


ここも角度的に撮影できるポイントが限られていますね。28mmでは不完全燃焼。
おいおい、もう一回撮り直してくれよと頼まれているような気分です。(いや、誰も頼んでない)
近々再訪する予定。

貴船神社 相生の杉
樹齢 約1,000年
樹高 約35mm
幹周り 約9.6m

貴船神社 中宮(結社)のカツラ


FUJIFILM X100F / Film Simulation Classic Chrome → Velvia
FUJIFILM X-T20 / XF 18mm F2 R / Film Simulation Velvia / Grain Effect weak

本宮から中宮へ移動。
移動といってもほんの100m程度ですけど。


結社の由来です。
コノハナサクヤヒメというとアレですね。火を放たれた屋敷の中で出産したという織田信長も真っ青な肝っ玉母ちゃん。それにしても現代人のto-fuさんからすると別にイワナガヒメノミコトが恥じる必要なんて無いように思えます。しかし神話にツッコミを入れ始めるときりがないわけで。神話って日本のものに限らずどうしてまああそこまで過激な内容ばかりなんだろう。


結び文。
願い事はこうして形にしたり、日頃から口に出すことが大事だと思っております。


御神木の桂の木はそんな中宮の裏手にひっそりとたたずんでいます。
本宮の御神木より竹ぼうき感(そんな言葉無い)が強く、葉の落ちた冬にもかかわらず目を惹きますね。


こちらも樹齢約400年。
木に結ぶと枝が枯れ、あなたの気も枯れてしまいます。なんて素敵な言い回しじゃないですか。
昔は御神木に結ばれまくっていた記憶がありますが、たった一つの結び文も見当たりませんでした。素晴らしい。


暖かくなったら絶対に再訪したい…


周囲に御神木を遮る杉が多く、歩ける範囲も限られているので似たような写真ばかりになってしまうのですよ。
やっぱり撮影スペースが確保出来ない場所の巨樹を撮影するのに28mmではストレスが溜まるなあ。
次回はキヤノンと広角ズームのセットも持ってこないと。
ん?フジのラインナップに14mm、16mmの単焦点なんてのがあるぞ…

↓この桂の木に関しては何故か樹齢以外の情報が一切無いみたいなので推定です。

貴船神社 中宮(結社)の桂
樹齢 約400年
樹高 約30m(本宮の桂同等に見える)
幹周り 約5.5〜6m(本宮の桂よりは明らかに二回りくらい逞しい)

ポタリング 京都市左京区 貴船神社 本宮の桂


FUJIFILM X100F / Film Simulation Classic Chrome
FUJIFILM X-T20 / XF 18mm F2 R / Film Simulation Velvia / Grain Effect weak

仕事の前に運動を…ということで朝から貴船神社まで。
山の中は空気が違いますな。川沿いの日陰ということで冗談抜きにうちの近所より3〜5℃は気温が低いです。


ふらふら寄り道して写真を撮りながらで往復約36km。
うーん…仕事前の運動はやっぱり40kmまでだな。(先日の白山神社は山道ばかりの往復約80km。仕事する気も失せた。)


流石に平日の午前中だけあって閑散としています。
貴船神社ってあの神武天皇の母親が大阪湾から船で川を遡上してやって来ただのと由来が色々とアレな気が致しますが、そんなことが一切気にならないくらい立地に恵まれているため、非常に霊験あらたかで気持ちのピリッとする良い神社です。


とりあえず参拝を済ませます。
皆さん恐らく海外の方だと思われます(違ったらごめんなさい)が、きちんと二礼二拍手一礼で参拝されていて驚きました。日本人でも適当な人が多いのに。


ちなみに僕は今回無視してしまいましたが、貴船神社の正しい参拝の順序は本宮(一番手前)→奥宮(一番奥)→中宮(真ん中)です。この順序を守って初めて願いが成就すると言われています。


本宮の御神木、桂の木です。


奥にもっと大きな桂があるぞ!と記載がありますが、あまりにも長くなってしまうので記事を分けます。
(あれ?中宮はともかく奥宮に桂の巨樹なんてあった?見逃してたっぽい。)


どうせならもっと葉っぱが茂った季節に来るべきだった。


枝が竹ぼうきのようだ…
幹はまだまだ生気に溢れてますね。
この辺は土が豊かなのか無名の木々まで結構巨大なものが多いのです。
(昨年高さ日本一の認定を受けた三本杉もこの近くの山に生えています。)


桂にしては横幅がこじんまりとして見えますが、結構な樹高があります。
しつこいけど葉っぱが覆い茂った季節に来るともっと迫力があったんだろうな。
昔よく来たのにこの桂はスルーしてました。勿体ないなあ。目線が変わると世界が変わりますね…

貴船神社 本宮の桂
樹齢 推定約400年
樹高 約30m
幹周り 約4.6m

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