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2022-04

愛媛の記憶


LEICA M10 / Leitz Hektor 135mm F4.5

漁港のネコさん。眼光が鋭い。
きっと一度も使わないだろうと思いつつもリュックにヘクトール135mmを放り込んできたのだけど、これが思いのほか大活躍だった。


LEICA M10 / Leitz Summicron 50mm F2 2nd

本日は雨。自宅でムスメと映画を観てくつろいでいた。
そろそろ巨樹記事をまとめたいところなのだけど、月末の請求業務が手ぐすね引いて待っているのが見える。
さっさと終わらせて旅の記憶の中へと逃避したい。

愛媛の記憶


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

まだ20代前半だった頃、友人と二人で丸亀市のやたら水深の深い銭湯に浸かった後にこの場所まで車を走らせたことを思い出していた。
あの風呂は中腰で浸かるのが正解だったのか、それとも膝立ちで浸かるべきだったのだろうか。
いつか再訪して番頭のおやじに確認しようと思っていたが、そんな謎の銭湯もとうの昔に潰れて無くなってしまったようだ。


LEICA M10 / Leitz Hektor 135mm F4.5

それにしても新緑の美しさが異常ではありませんか。
山奥に行くとまだまだ山桜が綺麗だったりするのだけど、今となってはサクラよりも新緑に夢中なのだった。
芽吹いたばかりの淡いグリーンだってこの時期だけの自然界からの贈り物ですからねえ。

久しぶりの四国巨樹旅 帰路へ


LEICA M10 / Leitz Hektor 135mm F4.5

4:30起床。コーヒーとクロワッサン2個を補給して宿近くの展望台にて夜明けを眺め、早めのチェックアウトを済ませる。二日間でやりたいことを全てやり尽くした感があったので直帰しようか悩みましたが、最後にもう一度カメラ片手に海沿いをぽけーっと散歩してから帰路につきました。私には穏やかな瀬戸内海が一番性に合っているような気がするのです。あれほど満足して帰る決断をしたはずなのに、帰宅した直後から次はいつ行こうかとそればかり考えているのがアレ。正直申し上げるともう一泊してくるべきだったとかなり後悔しています。

やっぱり一人旅っていいですねえ。旅が人を成長させる、旅に出て世界観が変わったぜなんて言われると「なんだこの薄っぺらい人間は!」と苦笑いなワタクシですが、単純に静かな環境で一人ぼけーっと自分のことや家族のことについて考える時間はとても大切だと思うのです。定期的に脳を再起動する、とでも言いましょうか。一度リブートするとしばらくの期間は普段より少しだけ他人に対して寛容になれるような気がします。効果が切れかけたらまた旅に出ればいい。


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

帰宅後はさっさとシャワーを浴びて旅の余韻に…いえ、面倒くさくなる前にやらねばと自転車に乗り換えてライカ京都店へ。もげたM10の接眼レンズゴム?の修理依頼です。マグニファイヤー1個で3万円とか4万円とかアホ極まった世界なのでドキドキしながら持ち込みましたが何のことはない。修理代金2,200円、約1週間ほどで戻ってくるそうです。1週間後というと私がゴキブリ以上に忌み嫌うGW期間に突入してしまうため、M10の回収が可能なのは恐らくそれ以降でしょうか。GW突入前に戻ってきたら嬉しいなあ。

久しぶりの四国巨樹旅 2日目


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

昨晩は馴染みの鉄板屋で久々に外飲みビールを。挨拶がてら軽く食べて撤退する予定でしたが常連焼肉屋女将が余りものの肉を大量に持ち込んで登場したため焼肉祭(肉無料)と化し、結局満腹状態で宿に戻る。今にも倒れそうなくらい眠かったためシャワーを浴びて即就寝。6時までたっぷり眠り、午後から雨の予定なので午前中は昨晩のカロリーを消費すべく自転車こぎこぎ漁港で猫撮影に興じたり。


午後は予報どおりの雨。私の中のto-fu殿様が「余はもうクスを見とうない!別の巨樹を持ってまいれ!スギでもカシでも、シイでも構わん!」とゴネておりましたが、そこを何とかとなだめて西条のクスを2本。やっぱり見たら見たで気持ちいいものですねえ。幸い雨も大したことがなく、傘すら差さずにのんびり巨樹を眺めることが出来ました。もう本当にニヤニヤが止まりません。ああ、これが巨樹めぐりだったなあと。満足度が高すぎて、死ぬ。

本日は外食を控え、スーパーで高知のわら焼きカツオのたたきや愛媛県産のサワラの刺身など買い込んで宿でのんびり。地方テレビのニュースを見ていますが、ここで一気に脱コロナ?withコロナ?を進めようとしている印象ですねえ。個人的にはまだまだ人の多いところに出るのは抵抗がありますけど様子を見ながら少しずつ攻勢に出て行けばいいのかなという感じ。インフルエンザを完封できるほどの力を持つマスク装備の標準化などコロナ禍で学んだことや得たことをそのまま新しい生活習慣として残しつつ、かつての日常生活を一つずつ取り戻していきたいものです。

もう充分満足したので明日は京都に帰ろうかと。巨樹はいいぞ。最高だ。

久しぶりの四国巨樹旅 1日目


LEICA M10 / Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM

この約2年の間に何度も四国をぶらぶら旅してきましたが、その目的はあくまでも海を眺めることであって巨樹に出会うことではありませんでした。何となく積極的に調べ物をして巨樹!巨樹!(V8!V8!)というホットな気分になれなかったんです。が、今回はかつての情熱を取り戻すべく久々の巨樹メインの旅。今となっては徳島県もまずまず土地勘のあるエリアですから焦らず急がず、気持ちのいい巨樹があれば一か所に何時間でも留まってやるぜ!くらいの意気込みで出発しました。深夜出発、夜明け直前の5時前には徳島県に上陸し、本当にのんびりと3本の新規巨樹に出会ってきました。

自転車に乗り換えてとんでもない場所にある巨樹も目指しましたが、三脚にカメラにとにかく荷物が鬼のように重かったので結構な苦行でしたねえ。そういえばこの自転車、まだボトルケージすら付けてないんでした。面倒くさいけどいちいち立ち止まって水分補給です。途中、気付いたらLEICA M10の接眼レンズゴム?がもげて無くなっていて結構ショック。これそもそも接眼部単体で修理できるのか?しかしまあ苦労して、そして接眼レンズゴムを紛失してまで登った甲斐はありました。(ぶっちゃけこの程度の狭路だったら車でもそこまで苦労せず登れたな…と思わなくもない。結果論ですが。ただ、自転車で登ったからこそ感動が何倍にも高まったような気はします。)結局ここにも軽く2時間は滞在してしまいました。まだまだ余裕で居られましたね。


LEICA M10 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F2 ZM

もちろん本日の締めはこちらへ。何度来てもいいところです。ここでしばらく大クスをぽけーっと眺めながら野立てコーヒーで休憩。で、こちらから四国中央市までたった50kmということだったので急遽宿を取って愛媛県入りしております。今晩は馴染みの鉄板屋に顔だけ出してくる予定。流石に深夜から動き続けているので疲れました。というか眠すぎる。顔だけ出したらさっさと寝てしまおう。

ところで今回何度か地元の方とお話しする機会があったのですが、徳島の人って人情ありますねえ。
例の一件以来「徳島の爺さん=他県ナンバーの車に投石」のイメージが出来上がっていた私なんか真面目に土下座しなければなりません。
いえ、こんなご時世ですから余所者に嫌悪感があるのは私も理解できますとも。でも戦国時代じゃないんだから投石はダメですよね…

 

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