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2023-04

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

早朝からずっと動き回っていたので一時休憩。
お風呂に浸かって日本酒でもやりながら最終便の観光客が帰る夕方まで待つことに。
酒のアテにと地魚を焼いていたところ突然雷雨が降り始めた。

しばし縁側に腰掛けて雨靄がかっていく志々島を眺める。


雨の志々島もいい。
結局カメラを掴んで部屋着のまま外へ飛び出してしまうのだった。
濡れたらまたお風呂で温まればいいし、服なんて洗濯すればそれで済む。


「きんせんか」から海までほんの1、2分。
こんなところで暮らせたら素敵だろうな、と思う。
私はいつだって心穏やかに生きていたい。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

志々島のアイドル、ヤギさん。
食べるか寝るかだけの毎日…のように見える。
人間だったら肥満アンド生活習慣病間違いなしの生活だ。


現在島にいるヤギはメスが3頭のみ。
去年まではこの時期可愛らしい生まれたての子ヤギが見られたのだけど、今後ヤギを増やさない方向なのだそうで。
ヤギの飼育って力仕事だし大変なんだろうなあ。観光客からするとやっぱり寂しいのが正直な気持ちですが。


到着早々にAirbnbから予約した「きんせんか」のチェックインを済ませる。
海外からの宿泊客、特に女性の一人旅がとても多いのだとか。
しかし極東の島国のさらに離島を訪れるなんてすごい。日本オタクみたいな人なのだろうか。
キョートやトーキョーみたいなテンプレ観光地を選ぶ人よりずっとセンスがいいと思う。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

沙弥ナカンダ浜広角レンズver.
穏やかな瀬戸内海とはいえ海辺でのレンズ交換は出来るだけやりたくない行為の一つ。
細かい砂塵に水飛沫、さらにそいつらみんなベタベタの潮を纏っているという恐怖。
それでも今ここで交換してでも撮りたい!と感じる光景に出会えると旅冥利に尽きる。


朝うどんを食べて志々島へ。
島では本当に簡単な軽食以外手に入らないのでスーパーで大量の食糧とアルコールを確保。
念のためうどん屋でもテイクアウト天ぷらしておく。

フライパンで適当に塩焼きしたチヌに軽く鎌田醤油を垂らしたものが異常に美味しかった。
たぶんあの環境で食べたら何を食べても美味しいと思う。


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R

サブ機として持って行ったX-H2。主にテーブルフォト用に考えていたのだけど見事なくらい出番がなかった。
この枠はどう考えてもGR IIIxがベストだったなと…次回はGRで。

旅の感動が薄れてしまう前に早く大クスの写真をまとめてしまいたい。
しかしもう少しの間、旅の余韻に浸っていたい。
ということでしばらくは旅の断片をボチボチ上げていこうかと。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

中望遠レンズ手持ち2秒はキツイ…

断続的に激しい雷雨が降り続いていたけれど、タイミング良く全て回避することができた。
季節の移り変わりを感じさせた雷雨。予想どおり雷雨後はすっかり初夏の陽気が続いている。
たった一か月前はまだ桜を追いかけていたなんて嘘みたい。
又兵衛桜もソメイヨシノも遥か昔の話のように感じられる。


今回20-35mm、32-64mm、110mmと3本のレンズを持って行ったけれど、撮影が一番楽しかったのがこの110mm F2だった。
むしろこれさえあれば潰しがきくだろうと考えていた32-64mmはほとんど出番なしのまま終了。
つい先月32-64mmで同じ土地を撮りまくったばかりということも影響しているかもしれない。

中望遠単焦点レンズで旅の思い出の欠片を拾い集めるような撮影は心の余裕の表れのようで素敵だ。
時間と目的地に追われる忙しない旅では、このレンズの出番なんてなかったのではないかなあ。


雨上がりの湿度を帯びた空気が心地いい。
それにしてもこの日の天気予報は全くあてにならなかった。

志々島から帰還しました


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

志々島唯一の宿泊施設、一棟貸しのゲストハウス「きんせんか」に宿泊。
控えめに申し上げて最高すぎました。志々島滞在中、結局4回も大クスに会いに行ってしまった…
こんなものに慣れたら普通の旅では満足できない体になってしまう。

それにしてもなんという贅沢な体験か。
必要なものと持って行かなくてもよかったものが理解できたので、次回は一人で更にのんびり過ごしてみたい。
真夏の虫シーズンを迎える前にもう一度行けるといいなあ。


そして新緑のクスの美しさが異常。
あまりにも鮮やかすぎて仕事で引きこもりがちな私の眼球にはチクチクと突き刺さるような眩しさでございました。
今回の3日間で視力が0.5くらいは回復したのでは?と感じるほど。

まずは旅の疲れをゆっくり癒し、写真を見返しながら少しずつ日常生活に戻ろうと思います。
しばらくはただ余韻に浸っていたい。

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