- 2020-01-11 (Sat) 22:12
- Life Log | PENTAX “04 TOY LENS WIDE” 6.3mm F7.1
PENTAX Q7 / PENTAX “04 TOY LENS WIDE” 6.3mm F7.1
マップカメラにQマウント用交換レンズ「04 TOY LENS WIDE」の中古美品が出品されたので購入してしまいました。3,000円ナリ。焦点距離は35mm換算で33mm、トイレンズと銘打つだけあってピントリングはヘリコイドスカスカの簡易的なMF方式。F値が7.1固定なのでボケ的な要素は望めませんが準広角のトイレンズというと銀塩時代からの写真野郎ならまず、え？それってLOMO LC-Aでは？と察するのではないかと。あっちは腐ってもF2.8レンズなので背景ぼかしたりと表現的な幅が広いですけどね。恐らくあの写りを目指そう、というのが開発段階のコンセプトであったのだろうと思われます。実際に出来上がったのは着地点を見失っているとしか考えられない代物でしたが。
めっちゃ歪みますがテーブルフォトにも行けそうです。ええ、歪みますけどね。しかしです。暗い店内にF7.1固定レンズ＋豆粒センサー機でこれだけ写れば充分ではありません？このレンズ、設計段階では収差や逆光耐性の悪さを敢えて活かした名前のとおりのトイレンズを目指していたらしいのですが、ペンタックスの変態開発陣が「いやいや、光学機器たるもの収差は極力ゼロに近付けねばならん。」なんて真面目に作ってしまったものだから、トイレンズのくせにまともに写るという何とも中途半端な一品に仕上がってしまったのだとか。ははは。ちなみに重さはなんと21gですよ。どうかしてますよね。このQマウント、このまま滅亡させるにはあまりに惜しすぎます。今からでも最新テクノロジーで復活させてくれませんかねえ。よろしくお願いします。
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コメント:2
- 狛 20-01-12 (Sun) 8:01
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あははは、ホウ・レン・ソウってものがなかったのでしょうかね。笑
まあでもこのエピソードは嘘じゃなさそうですね。現にそれでズレた製品ができてしまっているし。
でも、MX、LX、67などからはじまり、このQやK-1に至るまで、PENTAXのカメラにはこういう変態要素が欠かせないとも思うんですよね。
K-1の実現は技術者の熱すぎる飲み会が発端だったと言いますし、K-1IIの手ブレを逆利用して画像を合成する技術や、あのアップグレードサービス自体、ほんといかれてるとしか思えません。
頑張るほど他のメーカーとは違った路線を進み、PENTAXかそうでないかの区別だけははっきりとつく。良くも悪くもそういうメーカーだと思います。笑
そういう点で、PENTAXのカメラの長所は短所と紙一重で表裏一体なことが大抵なんですが……いい雰囲気出てますね！ ノイズ感が味わいになってるのかも。笑
あの湿った冷たい空気とか、ちょっと寂れたほっとする雰囲気とか、もちろんソースかつとか、敦賀の夜が思い浮かびました。
かつて泊まったビジネスホテル、朝ごはんサービスだったんですが、うらぶれたスナックの店内でママさんが変なトースト出してくれるんですよ。朝からこれかよ、みたいな。笑 - to-fu 20-01-12 (Sun) 20:03
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> 狛さん
ある意味PENTAXらしさの結晶のようなレンズだと思います。
個人的にはオモチャだと舐めてかからず、こんなレンズにも真摯に向き合ってしまう技術者を称賛したいですね。
あのK-1の変態ギミック・バリアングル液晶とか、端から妥協点を探りながら着地点を決めるのではなく、とりあえずやれるところまで
突き詰めてみようぜ、やってみるまで着地点は分からん！みたいな挑戦的な姿勢には本当に脱帽するしかありません。
それが必ずしも良い方向へ進むとは限らないからこそ、ユーザーの方が「やいこらペンタックスてめえ！」となることも多いのでしょうが 笑
敦賀は何となく夜のイメージがありますよね。あのクソ熱いサフラン湯に明かりが灯り、アーケードに屋台ラーメンなんか
並び始めると、ああこれだよこれ。これが見たかったんだって何度行ってもテンションが上ってしまいます。
しかしそのホテルは是非とも泊まってみたいですね。また今度名前を教えて下さい 笑
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