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2020年買ってよかったものベスト5


LEICA M10 / Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical VM

あけましておめでとうございます。さて去年…ええ、去年って言ってみたかっただけなんですけどね。何を買ったかなあと色々思い返してみたんですが、兎にも角にもコロナの一年でしたからストレス発散のために全てを費やしてきた印象。モノを買ったことよりも外食しなくなった分、例年より良いものを買って食べたとか良いお酒を飲んだとか、モノとして残らない「食」にお金をかけまくった一年でした。とはいえ全く買い物をしなかったというわけでもない。写真関係に関して言えば間違いなく例年以上にお金をかけました。コロナからの逃げ場は私の場合「食」と「写真」しかありませんでしたから。ということで、面倒くさくなってきたのでこの辺でトップ5の発表です。


第1位 LEICA M10

もうこれしかありません。年の瀬ギリギリに購入したM10が2020年買い物満足度堂々のナンバーワン。このコロナ時代に突入してから自分の撮影スタイルも随分と変化し、写真の出来栄えに一喜一憂するよりも撮る過程を楽しむことを重視するようになりました。なんたってほとんど毎日、娯楽といえば自宅の近所を散歩するだけでしたからね。良い写真?悪い写真?んなもん丸めてポイですよ 笑 散歩を楽しめるかどうかが全て。このM10はとにかく撮り歩くことが本当に楽しい!その一言に尽きます。デジタルライカってこう言っては失礼ですが、スカした悪趣味なオッサンのカメラだと…いえ、私の意見ではありませんよ?どこかでそう聞いたような記憶があるだけです。実際持ち歩いてみてデジタルライカに対する見方が変わりましたね。スカしたオッサンが「ライカは特別」なんてウダウダ言ってるイメージばかり先行しました(やっぱりお前の感想じゃねえか)が、良くも悪くも真面目に作られた普通の撮影機材です。とても良いです。自分のスタイルに合わなかったとしてもほぼ損差なしで手放せますから、一度は所有して撮り歩いてみることをおすすめします。


第2位 smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR

新型コロナが感染拡大の兆しを見せ始めた比較的初期の頃に購入。今まで主に20~50mmくらいの広角寄り単焦点レンズばかり使用してきましたが、広角レンズで人のいなくなった寂しい街並みを撮り続けるのが精神的にしんどくなってしまいまして。視界に飛び込んでくる情報量が多すぎるのも実にしんどい。もっとシンプルに世界の一点を凝視したくなったのです。猫なら猫と向き合う、空を撮るなら空が写っていればそれでいい。中望遠マクロという今までの私からは考えられない画角でしたが、これを使うことで新たな世界に目覚めることができたと思っています。レンズそのものの描写も素晴らしく、油絵のような濃密な写りをするレンズです。コンパクトな寄れる中望遠レンズとして完成度が非常に高い。これが4万円ほどで手に入るとかPENTAX凄すぎる!ただしAFはくっそ遅いしくっそ五月蠅いです。


第3位 snow peak フレキシブルインサレーション カーディガン

今年は買った服よりもむしろライフスタイルの変化によって手放した服の方が多いくらいなのですが…これはまさに今年を象徴するような衣類で大満足。軽い、薄い、そして暖かいということで現在進行形でずっと活躍中です。インナーダウン(羽毛)と違って中綿が化繊なので汗をかいたらガシガシ洗濯できるのも良い感じ。今年はとにかく田舎道や山道を歩きまくっているため「着ていて疲れない」と「汚れを気にせず動き回れる」が大きなテーマになっています。色違いでもう一枚買うつもり。


第4位 HAKUBA カメラリュック アドバンス PEAK25

元々の購入目的がさらなる秘境へ!だったので、これを購入する直前にTHE NORTH FACEのTellusPhoto40というヘビーデューティなカメラリュックを購入したんですけど、新型コロナの影響で日本中の山に人が押し寄せているという報道を見て気持ちが萎えてしまい、これはしばらく登山も秘境も縁が無さそうだわと結局軽ハイキング用のPEAK25を買い足してしまったのでした。いやー、これいいです。背面も汗が上部から抜ける構造(deuterと同じ)になっているし、カメラ用品メーカーのバッグとは思えないくらいの本格派。日帰り軽ハイキングから巨樹遠征まで、今年はとにかくこればかり背負ってました。カメラ用品メーカーのカメラバッグと言えばかつてはこれを持ち歩くなんて拷問か?ってくらいデザインが芋だったものですが、これはデザインもまあまあイケてます。私の想像ではどこかの登山用品メーカーのOEMなのではないかと…今年こそはもっとヘビーデューティな登山も楽しめるといいのですが。


第5位 SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art

これも私の価値観を変えた一本。超絶高解像度、そして超絶重い。このレンズの写りを見た瞬間に、過去所有してきた単焦点レンズとは一体何だったのか!と衝撃を受けてしまうほど。これだけデカくて重いんだから写りが良くて当たり前だろう…という気はしますが。これほどまでコンセプトが突き抜けた製品はハマると本当に面白い。個人的にはこのレンズを購入して「そこそこのサイズと値段でそこそこの写り」的な単焦点レンズはもう今後買わなくていいかな…と思いました。なお購入予定だったSIGMA新作の35mm F2 DG DNは海外のサイトで見た作例があまりにもイマイチ(写真が下手とかでなく描写的に)だったため購入を見送りました。思うんですけど、Contemporaryラインの限られた予算の中で「上質な外装、コンパクトネス、最高の光学性能」を全て立たせようというコンセプト自体に無理があるのではないでしょうか。既に手放したX100V然り、高水準で凡庸なモノが出来上がってしまった印象です。Iシリーズという新たな枠組みを立ち上げるならContemporaryラインではなくClassicラインとでもして、敢えて収差を活かしたレンズに仕上げる方が面白いモノが出来たのではないかなあ。収差を活かした45mm F2.8がとても良いレンズだっただけに残念です。

ということで以上、ベスト5でした。LEICA QとかPENTAX DFA★1.4/50とかTAMRON 70-180mmなどなど。まだまだ候補は挙げられるんですが、そこらはまあ良い撮影機材ということで似たり寄ったりになってしまうので。今年は何が欲しいかなあ…今のところこれは絶対に買うぞ!というものは特に思い浮かびません。まあそれでも私の性格上また色々買ってしまうんでしょう。何にしてもこんなご時世ですが、心の平穏を保つためにもぼちぼち買い物ライフを楽しめたらと願っております。

コメント:6

yuriy 21-01-03 (Sun) 14:49

あけましておめでとうございます!そしてご無沙汰しております。
昨年は大変お世話になりました。
色々とアドバイスをいただいた愛機が、個人的には“買ってよかったNO1”ですが、
約1.6キロの鈍器の持ち歩きが功を奏して?か、
おかげさまで何故か四十肩が改善しました(笑)。なぜ。

それにしても猫さん、可愛いすぎます。
猫好きには堪らんですね・・。
天国のような光景を、いつもニヤニヤしながら拝見しております。

RYO-JI 21-01-03 (Sun) 16:44

待ってました、ランキング!!
自分のよりも楽しめますからね。

スカした悪趣味なオッサン···そう言われてみたいです(笑)。
やはり堂々の一位はM10ですよねぇ。
むしろそうじゃなくちゃ困ります、外野ながらそう思ってます。
そして近くにLEICAショップが無くて良かったとも。

四位のリュックはto-fuさん購入後気になってて、色違いがアマゾンの欲しいものリストにずっと入ってますよ(笑)。

最後になりましたが、今年も宜しくお願い致します。

to-fu 21-01-04 (Mon) 11:11

> yuriyさん
お久しぶりです。あけましておめでとうございます。
こちらこそ昨年はありがとうございました。神社ログを大変興味深く読ませていただきました。
あの鈍器は筋トレに最適ですからねえ 笑
でも冗談抜きに、せっかく遠くへ行くのなら綺麗な写真を残したいという気持ちはありますよね。
昔の写真を見返すと、ただ撮り直すためだけにもう一度行きたい!なんて思ってしまう場所も多々…

毎日代わり映えのない景色ばかり眺めざるを得ない時勢なので、猫さんは唯一の癒しになってますよ。
yuriyさんがお住まいの辺りも大都市圏ですから色々大変なのではないかと察しますが、お互い体調管理に
充分気を付けて楽しんでいきましょう。本年もよろしくお願いいたします。

to-fu 21-01-04 (Mon) 11:20

> RYO-JIさん
RYO-JIさんの記事を拝読して自分も昨年の買い物についてまとめてみようという気分になりました。
スカした悪趣味親父化するには…まずRYO-JIさんはセンスが良すぎるので、もう少し下品にならないといけませんね。
発泡酒を飲んだ夜でもワインの空き瓶の写真をアップして、今晩もまたシャトー・マルゴーをいただきました…とか 笑

M10は使えば使うほど質実剛健なカメラで、見栄やハッタリではなくて真面目に作られた道具なんだなあと感心させられます。
リュックはお金さえ出せば色々他にも選択肢がありますが、同価格帯ではなかなか無いスペックだと思いますよ。
特にアウトドア用途のものはボロボロになるのも早いので、個人的にはこれくらいのものが一番しっくり来ます。
こちらこそ今年もよろしくお願い致します。事態が落ち着いてきたらオープンカフェ(田んぼ)でコーヒーでも飲みましょう!

21-01-06 (Wed) 21:49

最新の記事でエルマー渋っ! と思いましたが、これこそがライカだなとも思いました。
この普遍性、使い減りのなさ……どころか、使えば使うほど、なところ。
今年これから、あるいはこの先のモノのあり方はその点を買われるようになるのかもしれませんね。
でもそれで悪い気はしません。ええ、ちっとも新型が出ないPENTAX使いとしてもね……
と、2位に100マクロが入ったのは意外。こいつ、良いレンズなんですね……そう言えば売られてない……(おい)
僕もそうですが、大きいレンズの良さを知った1年。こういうのも知っておくべきだと思いました。
装備品も、「良いものは良い」みたいなものですね。
これらを十分使うチャンスがある年になるといいなあと思います。しかし焦らず。じっくりと。

to-fu 21-01-07 (Thu) 19:47

> 狛さん
デジタルで沈胴機構を使うとセンサーを傷付ける恐れがあるということで沈胴使用不可らしいのですが、エルマーのこのルックスは
たまらないものがあります。うっかり沈胴させてしまって絶叫する未来しか見えませんけど、それでもいいんです 笑

色々買ったり手放したりした一年でしたが、実はPENTAXに限っては間に合わせで買ったDA40mmリミテッド以外全て手元に
残ってるんですよね。ラインナップの少なさには定評のあるペンタさんですが、その分本当に無駄のないレンズ群を揃えてるんだなと感心してしまいます。

今年こそは重量級機材を存分に振り回して巨樹を撮影したいですねえ。筋肉痛でカメラを持てなくなるくらい活躍させてやりたい。
なかなか酷い状況になってきましたが、まあ焦らずどっしり構えていきましょう。絶対にいつかは好転するはずですからね!

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