Diary

LEICA M10 / MS-OPTICS SONNETAR 73mm F1.5

ここ数日春のように暖かかったもので、何を勘違いしたのか冬眠中のニホンイシガメさんが起きてきてしまいました。放っておいたら勝手にまた落ち葉の中へと潜っていきましたが。ひょっとしたら冬眠中ではなくて死んでいるのでは?と心配していたので一安心と言えば一安心。

そういえば何年も前に海外のフォーラムで話題になっていた世界初のフルデジタル・レンジファインダーカメラ KONOST FFってどうなったんだろうと気になって調べてみたら、どうも結局頓挫したっぽいですね。(安かったら)M10のサブ機に欲しかったのに。面白い企画だっただけにホントもったいない。

2件のコメント

  1. 味わいのある良いレンズですねえ。焦点距離、開放値とともに、to-fuさんが求めていた用途に対する現時点での最適アンサーと言えるかもしれませんね。
    オールドレンズを探っていても、後々に名を記録される傑作レンズが生まれる背景には世の動乱がある。光学メーカーの吸収合併やら、ライバル同士のつばぜり合いやら、はたまたこのレンズのように優れた在野の創造者が出てくるとか。もしかすると今、こういう要素がそろった時代なのかも? こじつけでもそう考えるのが面白いですね。

    考えてみれば、ライカの歴史も戦場や報道カメラマンがつないできたところがあるし、この混乱の時代に似合うカメラだなと感じます。ものの見方が、レンジファインダーとマニュアルレンズで見るのがちょうどいいのかも、とも。
    全天候で追い求めてガッチリ撮ってくるってこと……どうしてもできないですし、悲しいかな、フルサイズ一眼レフの出番は少ないと言わざるを得ません。
    個人的には、シグマさん(メリルDP-2)を捨てないで良かったなと実感している日常だったりします。

  2. > 狛さん
    いやいや全く仰るとおりで。よく写る重量級機材を持ち出すとどうしても巨樹の大物や旅を連想してしまうこともあって、
    それが叶わぬ今では持ち出すことが逆に心を痛める行為にすらなってしまう。それが辛くて最近は持ち出さなくなってしまいました。
    狛さんが書かれていたように、今はもうただ見て見ぬ振りをしながら時間が過ぎ去るのを待つばかりといった毎日です。

    まさに世は乱世ですよね…ストロングスタイル最後の継承者と名高い(?)広角接近戦をこよなく愛した私が中望遠レンズに目覚めた
    くらいですから。時代背景を考えると「物事を明確に写さない軽量中望遠レンズ」これを今求めたのは必然のようにも思えます。
    それにしても人類の歴史を考えたら、何事もなく何十年ものほほんと生きてこられた今までの人生がむしろ異端と言えるのかもしれませんねえ。

    すごい景色を撮る、すごい巨樹を撮る。今はそういう写真ではなく、それこそ狛さんのメリルのようなクセモノを上手く
    使いこなす行為そのものを楽しむだとか、今までとは違う脇道を楽しむ方が有意義なのではないかなと。ガッチリ撮るのは
    事態終息後の楽しみにとっておくことにして、今は今なりの楽しみ方を模索していきましょう!

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