旅の断片

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

週明けから一気に秋らしい気候になり旅欲高まる今日このごろ。
ちょっとした雑談から来週は友人と和歌山に行くことになった。

本格的に冬が到来してしまう前に落葉樹の巨樹も見納めしておきたいところ。
まあ先月の野間の大ケヤキが「落葉樹納め」でも、それはそれで構わないのだけれど。

そういえば昨晩ついにα9IIIが発表されました。
流石に5000ドルならずの6000ドルではありましたが噂通りのグローバルシャッター搭載機。
秒間120連射、ストロボ同調1/80000秒(1/8000秒ではない)には苦笑いしか出てきません。

なんというか各社が高校生の全国大会レベルで競っていたところにプロリーグのトップチームが参戦してきたくらいのチート感。
これで競合他社はソニーに数年単位の圧倒的な差を付けられたのではないでしょうか。
同じくグローバルシャッターの開発を進めていたキヤノンが何とか追いつけるか?くらいのもので。
方向性の違うシグマは別として、ニコンやパナソニックの開発者は途方に暮れているはず。

控えめな画素数とか自信なさげな高感度耐性とか現状まだまだ課題も山ほどありますが…
既存技術のブラッシュアップばかりでちっともワクワクしないデジカメ業界を新しい次元に引き上げたソニーには素直に称賛を送りたい。

Web上にはネガだけ見て新技術に懐疑的な意見も散見しますが、こういうのが湧くのもミラーレスvs一眼レフ時代の再来のようで懐かしいなと。
あの頃から「既に成熟しつつある技術と発展途上の新技術を今の完成度で論じることに何か意味あるのか?」としか考えられないワタクシ…

4件のコメント

  1. まさに仰る通りで、技術力ではSONYが数十歩先を行っている印象です。
    各メーカーが横並びで同じような最新機種を競うという構図がこれまで以上に変化しそうな気がしますね。
    革新性や最新技術ではSONYとCANON、それ以外のメーカーは独自路線を更に突き進む(しかない)のかと。
    SIGMAにしろPENTAXにしろ方向性はまったく違いますし、FUJIFILMは中判とAPS-C、OMはマイクロフォーサーズ、
    Panasonicは・・・よくわからない(知らない:笑)。
    で、一番中途半端なのがNikonですね。
    シェアは狙わないと言っているので何か考えているとは思うのですが、まさかヘリテージデザインカメラのラインナップを増やして主力として・・・
    なんて方向性にならないことを願います(笑)。

  2. > RYO-JIさん
    グローバルシャッターのフルサイズ機なんて10年は先の話だと思ってましたよ…
    連射にも動画にも縁も無ければ興味もない私には不向きなカメラではありますが、ここまでぶっ飛んだモノが
    出てくると流石に興奮しますね。アマチュアカメラマンでも三苫の1ミリを撮影できてしまう時代ですか 笑
    スポーツや野鳥の世界に超高速シャッターの新しい表現が生まれそうで、そんな作品を見るのが楽しみです。

    ニコンさんはPlenaみたいな爺狙いのプレミアム路線と若手狙いのヘリテージ路線で、当面は安泰ではないでしょうか。
    プロユースをソニーとキヤノンに食われてもライカ寄りなフジ的ポジションで地位を確立できそうな気がします。

    常に後塵を拝してる感が否めないパナソニック、なんかもう事業譲渡しか考えてなさそうなOMDSとペンタックスは
    この先数年で消えてもおかしくないかも…特にμ4/3勢はかなりヤバそうですね。

  3. ニコンZ8でも性能とフィーリングの先端化には十分クラクラするんですが、さらにぶっ飛ばすわけですね。
    常に進歩を追求する姿勢、近年、最もカメラメーカーらしい理想を持ってるのがSONYじゃないか、とすら感じます。
    ホントは嫌いな会社なんですけど笑、つい、次買うとしたら……などと妄想している自分がいました。

    開発費だって恐ろしく高額なはずで、コレはすごく価値あることなんだ! としっかり価値が見えていないと成し遂げられない。迷ってお茶を濁せばすぐにバレるし。
    新技術投下なのにくそデカボディでも200万円でもないとは、革新の予感がします。
    冷戦時代や宇宙開発競争に開発されたテクノロジーが今現在を作ってるみたいに、未来から見たらここが分岐点で、あれ以来一新しちまった……みたいになると面白いですね。
    その時、「これはカメラではない、こんなもので写真が撮れるか!」とかいう、海原雄山みたいなジジイになるんじゃなく、楽しみながらどれでも使える人になりたいです。

  4. > 狛さん
    単写命の巨樹撮影をたしなむ今の我々からすると無縁の性能ですが、これを手にしたら新しい世界が広がりそうで
    それはそれでワクワクしますね。海に行って超高速連射でボラジャンプでも撮影してやろうか、とか。
    片手間で野鳥を撮る私なんかこんなもんで決定的瞬間が撮れて何が面白いんだと思わなくもありませんが、
    朝から何時間も三脚構えて張ってるガチの人たちからすると夢のマシンだろうと思います。

    ソニーはしょうもない独自規格にこだわってユーザー目線を無視する印象が強くて(音楽プレーヤーのSonicStageでやられた)
    私も好きではありませんでした。カメラに関しては実際使ってみて、ここまで本気でやるとは!と印象が180℃変わりましたね。

    仰るとおりで、何でもかんでも否定から入るクソジジイになるのではなく、新しいものも楽しめるジジイを目指したいものです。
    昔の思い出は美化してしまいがちですが、冷静に思い返すとそうでもねえだろ…と思うんですけどねえ。

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