旅の断片

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

旅先で中望遠レンズなんて一昔前の自分には考えられなかったことだけど、本当に断片しか持ち帰れないその贅沢さがとても気に入っている。
ちなみに喫茶ネコノシマは定休日であった。平日旅をしているとよくあることなので気にしない。

足元まで近寄ってくる→手を差し出す→ネコパンチ。
これを数回繰り返してじーっと眺めていたら根負けしたのか膝の上に飛び乗ってきた。

一応エサやりはご自由に、となっているらしいのだけど、観光客がエサを与えて数が増えた先の末路は悲惨なものだと分かっているので何も持ってこなかった。
地元の方がエサをあげているので心配はいらない。個人的にはいい写真を撮るためにエサで気を引いて、みたいな無責任な行為を嫌悪している。

ぶらぶら歩いて、適当なところを腰を下ろして海やネコを眺める。

年齢=好きな焦点距離なのだそうで一般的に加齢とともに望遠側に好みが移っていく、みたいな話を聞いたことがある。
あながちハッタリでもないのかもと思う反面、流石に私はまだ80歳、90歳まで老け込んでないぞと文句を言いたい。
(メイン焦点距離が600mmの野鳥カメラマンなんて爺さん通り越してもう妖怪じゃないか…)

2件のコメント

  1. 年齢と焦点距離の因果関係は私も聞いたことがあります。
    確かに若い頃は中望遠には興味なかったですからね。
    年齢を重ねると視野が狭くなるからなのか、細部を見る目が養われるからなのか・・・。
    いずれにしても、その説に抵抗する意味でも広角もしっかり使って好きになろうと思います(笑)。

  2. > RYO-JIさん
    広角はとにかく対象に寄らないと退屈で散漫な写真になりがちなので、歳をとって攻め入る勢いがなくなったのを実感します。
    恐れを知らずにグイグイ攻められることが若者の特権なのは写真も人生も一緒なのかもしれないな、と。
    しかし仰るように時には攻めの姿勢も見せたいですね。28mmくらいなら…何とか… 笑

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