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Diary


Apple iPhone 3GS

今年になって10年ぶりくらい?にMacを買ってみると大昔私が撮影してiPhotoに放り込んだ写真たちがクラウド上に生存していた。
当時は結構な鬱状態でカメラを持ち歩く気にならず、かろうじて残っているのがこのiPhone 3GSとiPod touchで撮影した写真群。

この写真は鬱度MAXのときに一人で訪れた瀬戸内海の粟島。
水も持たずにくそ暑い真夏の藪をかき分けて山を登り、汗だくのTシャツを脱ぎ捨てて景色を眺めてようやく人生を変える決断ができた。

今の人生が最善の選択の結果かと問われるとたぶんそんなことはないけれど、それでもまあそれなりに満足はしている。
写真がなかったらもっとつまらない人生になっていただろうな、とは思う。


今になって見返すと画素は荒いし色味はおかしいし、ホントこれじゃあフィルムからデジタルに移行する必要なんてないわな、という感じ。
しかしそんなことはどうでもよくて、ただただ当時の写真が残っているという事実が何より嬉しかったりする。
最新のカメラ、高性能なレンズ。何だか急にしょうもなく思えてきた。

どんなときでもカメラを持ち歩き、もっと写真を撮ろう。

コメント:4

RYO-JI 24-08-27 (Tue) 22:45

今思い返すと人生の転機は私もいくつかあります。
当時は悩み抜いて決断し、その結果今がある訳ですが、他の選択だったら?という問いの答えは一生わからないですものね。
それでも満足されているのでしたら正しかったのでしょうし、もし失敗だったとしても次に正しい選択をすればいいだけですよね。
ってそれなりに年を重ねた今ならそんなことが(無責任に:笑)言えるのですが。

私もカメラから離れている時期が随分あったので、その時の記録がポッカリありません。
またデジタルカメラ黎明期の写真は保存も適当だったので全然残ってないのが残念で仕方ありません。
そう思うと画質なんてどうでも良いですよね、残っていることこそが一番の価値ですから。
と言いつつ、少しでも良い機材が欲しいと思ってる自分もいます(笑)。

24-08-28 (Wed) 9:56

アンドンクラゲでしょうか。数がヤベエ……。
最近の若い人じゃないですが、トップの写真を見てエモいなと思ってしまいました。
その前にパナの何とかというデジタルフィルターの記事を読んでて、結局わざと劣化方向に動かすのよねと感じてたのもありますが、なるほど古いデバイスにも風味を見出せる気はします。
記憶を引き出しやすい画質や色数や周波数ってのがあるのかもしれませんね。

自分もブログの過去記事や写真断捨離しちまおうかなと時折思うんですが、まあ、消すのはいつでも一瞬でできるんだなと。
まだ老人までには間があるからか、昔は良かったなどと羨む気持ちは起きていないし、たまにランダムに見返す長い足跡としては案外悪くないブツなのかな、とも思います。
作品一枚ではなくて、塊とか行列とか存在感としての写真やテキスト。
誰に頼まれたわけでもなく、カネ稼ぎ目当てでもなく、自らやってきたことで、ほんのちょっとだけそこに意味がありそうです。

to-fu 24-08-28 (Wed) 10:06

> RYO-JIさん
人生常に順風満帆とはいきませんよね。
あのとき別の道を選択していたら?というのは気になりますが、もし過去に戻れるとしても戻ってやり直したいかと
言われると、もうあんなにシンドイ思いをするのは勘弁!ムリ!と即答できます 笑

そうなんですよね。私もまるで記憶がありません。
それはそれでいいような気もしますが、やっぱり「どこかに写真が残っていたらなあ…」という後悔は大きいです。
後になってみれば何で撮られた写真であろうが全く関係ないしどうでもいいんですけど、それでもまあ趣味として
写真撮ってますから、撮っている今この瞬間は使っていて楽しい機材で撮ることが一番ですよね。ええ、機材欲しいです 笑

to-fu 24-08-28 (Wed) 10:26

> 狛さん
これほどまでのアンドンクラゲの大群は後にも先にも見たことがありません。落ちたらたぶん痛みでショック死でしょう…
昔のCCDの写りってやっぱり独特な味がありますよねえ。精細でキレイ=人の心に響くとも限らないわけで。
写真なんて本来、人の記憶と一緒に色褪せてくれるくらいがちょうどいいと思っています。

過去記事は私も全く同じ思いです。一度不慮の事故(サーバ移管に失敗しました 笑)で記事がごっそり消えましたが、消えてしまったら仕方ないけど自分から消すほどの理由も別にないという。
ブログを始めた当時から見たら仕事も変わったし住まいも変わったし、唯一継続できてるのってこのブログくらいなんじゃないの?と考えると、実は結構すごいことなんじゃないかと思ったりもします。

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