2025年買ってよかったものベスト5

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

1年が早いッ！！加齢により時の流れが加速する（ジャネーの法則）のを実感する今日このごろ。
暇に乗じて書き始めたら随分長くなってしまったので、退屈を持て余したときにでもどうぞ。

もったいぶるなんて男らしくねえ、ということで今年も第1位から発表してまいります。

第1位　OLYMPUS PEN-F

昨年お散歩スナップ機をSONY ZV-1→Panasonic LUMIX G100→LEICA D-LUX7と買い替えた挙げ句結局どれもしっくり来ず、至った答えが2016年発売のOLYMPUS PEN-Fでした。流石まだ元気だった時代のマイクロフォーサーズ機。どの面を眺めてもネジの一本すら見せない徹底した美しさ、良質なシャッターフィール…下品な言い方になりますが、コンセプトにしっかりおカネをかけているのがよく分かる。まんまとハマってしまいました。9年も前の機種なので細かな文句を言えばキリがありませんが、それらを覆い隠してしまうだけの魅力を持った魔性のカメラ。画質も私基準だと十分戦える。

ただ雪山スナップ後に一度不具合が出てしまい、やっぱりお散歩カメラは防塵防滴でないとダメかもと痛感させられたりもしました。（恐らく蒸発した雪解け水が侵入して液晶の一部が画素欠損のような状態に。マウント部もバッテリー室も全解放のまま大量のシリカゲルと一緒に1週間ジップロック封印して復活。）

最近防塵防滴機のOM SYSTEM OM-3を入手したため、出番が丸被りのPEN-Fは役目を終えた感もあり。グリップの素材とか細部の操作感とか、モノとしての質感は比較するのもおこがましいレベルでPEN-Fに軍配が上がるんですけど。

第2位　 HP OMEN 35L（AMDモデル）

見てのとおりデスクトップPCです。たまたま10月の頭に購入したのだけど神がかり的な最高のタイミングだったと思う。11月からPCパーツの高騰が進み現在進行系で恐ろしいことに。同価格帯の製品と比較するとCPUがやや貧弱なもののその他諸々は他社製より上等なものが組まれており、わりと満足。PCでゲームもしなければ動画の編集なんかもやらない私にはミドルクラスですらオーバースペックではあるのですが。RAW現像が捗るからヨシ！

なおメモリを追加したいのに肝心のメモリが手に入らなくなってしまった模様。高騰以前の話でどこにも売ってない。

第3位　 FUJIFILM X half

賛否両論？というか、むしろ「否」しか見かけないんじゃないかってくらい評判の悪いX half。

個人的な意見ですが、そもそもキレイな写真＝良い写真だと崇めているオジサンたちがなんとなく流行りに乗っちゃうべか？みたいな感じで購入して、欲しいのはこれじゃなかった！って文句言ってるだけな印象が強く…縦位置が嫌？ほとんど縦位置で撮ってませんけど。

私はこれ購入前から「デジタル写ルンです」だと思っていたので特に文句はありません。とにかく日常的に持ち歩いて目に付くモノ片っ端から撮り散らかして、100枚、200枚に1枚傑作が出たら「おおっ！！」だし、出なきゃ出ないでそれも日常の記録だし、みたいな。今写ルンですを買って現像、データスキャン代を含めるといくらなんだろう。3～5千円くらい？まあ3千円だとしても写ルンです3～40個分撮ったら元が取れるって考えたらアリじゃないですか？エコだし。

造り手の人はきっとキレイ＝良いってテストの答案みたいな固定概念から離れてほしくて、そうでない写真、失敗した写真の中にも何かがあるし、そもそも撮影する行為自体の楽しさを感じてほしい…がコンセプトなカメラなんじゃないかと勝手に解釈しております。内蔵ストロボ炊いて友達撮ったら目が真っ赤だったり、酔っ払ってブレブレだけどみんな笑顔だったり。そういうの楽しかったじゃないですか。だから1枚に凝るためのRAWでは撮れないし、敢えて写真の削除も不便にしてあるのではないかなあ。再生画面でタッチパネルを下スライドすると画像削除、とか簡単に実装可能だと思うのですよ。「待て待て、ただピントが合っているだけのそれよりブレブレだけど雰囲気のいいそっちの方が、良い写真だったりしない？」と考えさせてくれるカメラ。思考停止した人には何も伝わらんのでしょう。

ただ私も高尚なコンセプト代としての10万円は高すぎたと思います。今の中古相場7.5～8万円が適正価格ではないかなあ。でもこれ半分ソフトウェア代ですよね。インターフェースも新規ならスマホアプリも新規に設計しているわけで。ソフトウェア的にもある程度転用できる次世代機X-HF2（来るのか？来なさそう）に期待ですかね。不便を強要したことに関しては賛否あって当然なので、その選択を撮り手に委ねられたらもっとウケるはず。

第4位　FUJIFILM X-M5　→　FUJIFILM X-E5

今年は小型カメラが熱すぎる一年でした。ええ、X-M5を持って行った夏の志々島旅が身軽で快適すぎた。後にX-E5を手に入れてX-M5は売却してしまいましたが。強力な手ブレ補正は便利だしX-E5に買い替えたことに全く後悔はないのだけど、実は今でもX-M5は買い戻したいカメラの上位だったりします。造りが良すぎるE5よりプラボディ故にラフに扱えるM5の方が旅カメラには適していたかもしれないなと。E5は鋭角なエッジ部が綺麗すぎて小さな打ち傷でも悪目立ちしそうだし、その傷にいちいち凹む自分の姿が想像できるもので…

なお最近買い足したパンケーキレンズXF 23mm F2.8ですが、これは買いです。何故レンズキットを買わなかったのか！と後悔している私が言うのだから間違いない。最近のFUJIFILMのレンズ相場からするとバリュープライスだと思う。ただしモーター音が非常にやかましいのはご愛嬌。

第5位　 サンワサプライ 旅行用電源タップのようなもの

過去何度も似たようなのを買っているのですが。

こちら今年になって買い足したモノで20cmのコード収納式、Type-C差し込み部分は33WとはいえPD充電対応。2千円くらいで買ったわりには大当たりの製品でした。ええ、自宅では当然デジカメのバッテリーを充電器で充電していますが、旅先には余計なモノを持って行きたくないわけですよ。出来ればカメラ直挿しの充電で済ませてしまいたい。

しかし手持ちのカメラだとNikon Z fがPD対応のアダプターでないとピクリとも反応しないんですね。（Z f発売当時、PD充電の存在を知らない価格コムの方々が「充電できない！初期不良だ！」と阿鼻叫喚だった。）もちろん我が家にも65WなんかのPD対応アダプターはいくつか転がっているのですが、コンセントも併用出来るものの方がホテルでは便利なので。

築年数の古いホテルに泊まるとコンセントの数が嘘みたいに少なかったりもするので、旅行バッグにこういうものを1個放り込んでおくと重宝します。バッグの中でコンセントプラグが他の荷物を傷付けないよう本体にプラグを収納できるのもポイント高い。

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もう欲しいカメラ機材はなかったはずなのに、なんだかんだ買ってしまった2025年でした。
ランキングに載らなかったOM-3含めて買ったことを後悔している機種は1台もないのが救い。

来年はちょっとした機材の入れ替えを考えているので、動きがあるとしたらそれくらいかなと。
撮影小物は一脚が欲しいとか三脚ケースが邪魔くさいから三脚ストラップを買おうかとか色々ある。
写真関係なしだと作業部屋のエアコンがかなり危なげな感じで…壊れたらいやだなあ。

ということで長々と失礼いたしました。
年末年始の暇つぶしにでもなりましたら幸いです。
それでは皆様、良いお年を。