旅の断片 志々島の大クス

Nikon Z f / Nikon NIKKOR Z 24-70mm F4 S

24-70mm F4に付け替えて大クスの周りをもう一周。
リサイズ画像では全く分からないけれど、四隅の画質は中華単焦点20mmより安定感がある。
中華単焦点はそもそも安定感を求めたコンセプトの製品ではないだろうし、小型軽量お散歩レンズというだけで価値があるのだが。

ただこのレンズ、デフォルトで強力な電子補正が当てられており補正ありきで描写が成立している感は否めない。
なんとなく盛大に電子補正されたデータをさらに補正しようとすると調整幅に余裕がないような気がしていて、最近のフルサイズレンズに多い電子補正ありきの設計って実際のところどうなんだろう?と感じる今日このごろ。ニコンZレンズってRAWデータに強制で補正プロファイルが当てられていて、カメラ内どころかAdobe Camera Rawでも解除できないんですよね…

日差しを浴びて透けるクスの葉が心奪われるくらいに美しい。
こういうのを撮影するなら中望遠単焦点でふわっと行きたいところ。しかし肝心の中望遠さんは部屋に置きざりなのだった。

本当はレンズを何本もずらっと並べて取っ替え引っ替えのんびり数時間撮影できたら理想的なのだけど、10月はまだ藪蚊の大群が…
それでも午前、午後と合わせたら大クスの前で3時間以上過ごしているのだから、流石はレジェンド巨樹と言えましょう。

旅の断片 志々島の大クス

Nikon Z f / VILTROX AF 20mm F2.8 AIR STM ASPH ED IF

早々にチェックインを済ませて荷物を展開。
最早完全に我が家?な状態へと化したリビングで一息ついたら早速大クスへ。
しかしもう本当にいつ来ても素晴らしいな、このお方は。

今回は朝の部、昼の部と2回大クスを眺めに出かけたのだけど、朝の部は新戦力の中華20mm単焦点での撮影を楽しんでみた。
うん、光の滲み方や逆光時のゴーストなど、お散歩最強ズーム24-70mm F4 Sにも劣るのは間違いない。
しかし超軽量かつZ 28mm F2.8並みのサイズ感で20mm単焦点が持ち運べるのはかなり「アリ」だ。

縦にも横にも超巨大な大クス、そして瀬戸内の離島という圧倒的な非日常感。
気付けば年に何度も訪れる最も身近な巨樹になってしまったけれど、何度眺めても感動出来るのはすごいことだ。
覚悟を決めて志々島初上陸を果たすまでは「死ぬまでに一度は見ておきたい巨樹」の筆頭だったんだけどな…

旅の断片

FUJIFILM X-E5 / Voigtlander COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical

定期船が欠航になると計画の全てが水泡に帰するため、出航の準備を見てようやく一安心。
過去一度だけ欠航で志々島に渡れなかったのがムスメ二人を連れてきたときという間の悪さよ。
冬場は海が荒れたり霧で視界不良になることが多く、欠航も少なくないのだとか。

曇天予報だったが文句なしにスカッと晴れてくれた。
台風が逸れてくれたのだと聞いたけれど、実は台風が接近していること自体知らなかったという抜けっぷり。
もし台風接近ルートに入っていたら島に渡れなかったか、あるいは島に閉じ込められていたか。
数年前富山行き出発直後に車のタイヤがパンクして以降目立ったアクシデントもないので、たまにはそういうトラブルがあってもいい。

それにしても暑い。この日も本当に暑かったが、今もなお終わりなき夏日が続いている。
耐え難く度し難い関西のファッキン夏もようやく今週いっぱいでひと段落するようだ。
この一週間はとにかくノルマをこなすことに集中だな。

身近な奈良、和歌山あたりの未掲載巨樹を再撮影したいのだけど、私が動きやすいということは当然他の皆さんも動きやすくなるわけで、京都奈良間の渋滞無間地獄に耐えるだけの気力が湧き上がれば、という感じ。大阪南部の巨樹なんかも撮りっぱなしで放置しており、今年中に少しでも再撮影できたらなと。

奈良県桜井市 忍坂山口坐神社のクスノキ

Nikon Z f / Nikon NIKKOR Z 24-70mm F4 S

今年4月、宇陀市の又兵衛桜を眺めに行く際に立ち寄ったクスノキの巨樹。
こちら2019年に一度来たことがあるのですが蚊の猛攻がすさまじく、ゆっくり眺められなかったのです。
今回は春!蚊に襲撃される時期ではない!とワクワクしながらやって来ましたが、はてさてどうなることか。続きを読む →

旅の断片

Nikon Z f / Nikon NIKKOR Z 50mm F1.8 S

就寝前。ぼけーっと夜の海を眺めていた。
最近のカメラはIBISが優秀だから手持ちで十分だぜ!と調子こいてたら微ブレしていた一枚。

公衆トイレ前に鎮座していた猫さん。
足元がかわいすぎる。(しかし面構えは完全にヤクザだった)

今週中にブラックバージョンのZfにも「フィルムグレイン」機能のファームアップが来る?との噂があったのだけど、結局来ず。
そんなもん使うか?と言われたらたぶん使わないと答えつつも、やっぱり選択肢は多い方が楽しいに決まっているわけで。
新ファームウェアが下りてきたら一日くらいはデジタル粒子モリモリで遊んでみたい。