旅の断片

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

沙弥ナカンダ浜広角レンズver.
穏やかな瀬戸内海とはいえ海辺でのレンズ交換は出来るだけやりたくない行為の一つ。
細かい砂塵に水飛沫、さらにそいつらみんなベタベタの潮を纏っているという恐怖。
それでも今ここで交換してでも撮りたい!と感じる光景に出会えると旅冥利に尽きる。

朝うどんを食べて志々島へ。
島では本当に簡単な軽食以外手に入らないのでスーパーで大量の食糧とアルコールを確保。
念のためうどん屋でもテイクアウト天ぷらしておく。

フライパンで適当に塩焼きしたチヌに軽く鎌田醤油を垂らしたものが異常に美味しかった。
たぶんあの環境で食べたら何を食べても美味しいと思う。

FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R

サブ機として持って行ったX-H2。主にテーブルフォト用に考えていたのだけど見事なくらい出番がなかった。
この枠はどう考えてもGR IIIxがベストだったなと…次回はGRで。

旅の感動が薄れてしまう前に早く大クスの写真をまとめてしまいたい。
しかしもう少しの間、旅の余韻に浸っていたい。
ということでしばらくは旅の断片をボチボチ上げていこうかと。

旅の断片

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

中望遠レンズ手持ち2秒はキツイ…

断続的に激しい雷雨が降り続いていたけれど、タイミング良く全て回避することができた。
季節の移り変わりを感じさせた雷雨。予想どおり雷雨後はすっかり初夏の陽気が続いている。
たった一か月前はまだ桜を追いかけていたなんて嘘みたい。
又兵衛桜もソメイヨシノも遥か昔の話のように感じられる。

今回20-35mm、32-64mm、110mmと3本のレンズを持って行ったけれど、撮影が一番楽しかったのがこの110mm F2だった。
むしろこれさえあれば潰しがきくだろうと考えていた32-64mmはほとんど出番なしのまま終了。
つい先月32-64mmで同じ土地を撮りまくったばかりということも影響しているかもしれない。

中望遠単焦点レンズで旅の思い出の欠片を拾い集めるような撮影は心の余裕の表れのようで素敵だ。
時間と目的地に追われる忙しない旅では、このレンズの出番なんてなかったのではないかなあ。

雨上がりの湿度を帯びた空気が心地いい。
それにしてもこの日の天気予報は全くあてにならなかった。

志々島から帰還しました

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

志々島唯一の宿泊施設、一棟貸しのゲストハウス「きんせんか」に宿泊。
控えめに申し上げて最高すぎました。志々島滞在中、結局4回も大クスに会いに行ってしまった…
こんなものに慣れたら普通の旅では満足できない体になってしまう。

それにしてもなんという贅沢な体験か。
必要なものと持って行かなくてもよかったものが理解できたので、次回は一人で更にのんびり過ごしてみたい。
真夏の虫シーズンを迎える前にもう一度行けるといいなあ。

そして新緑のクスの美しさが異常。
あまりにも鮮やかすぎて仕事で引きこもりがちな私の眼球にはチクチクと突き刺さるような眩しさでございました。
今回の3日間で視力が0.5くらいは回復したのでは?と感じるほど。

まずは旅の疲れをゆっくり癒し、写真を見返しながら少しずつ日常生活に戻ろうと思います。
しばらくはただ余韻に浸っていたい。

FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WRを購入

OM SYSTEM OM-1 / OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ということでGFマウントの超広角枠として20-35mm F4を購入しました。
ずっと欠品続きだったところ最近になって在庫が復活したので、今回の製造ロット分がなくなる前に!と購入を決意。

なお短期間のうちにGF 32-64mm、GF 110mm、GF 20-35mmと私としては超高額なレンズを3本も購入することになりましたが、ソニーEマウントレンズを全て生贄に捧げたため持ち出しは0円で済みました。ちなみに売却してもせいぜい10万円程度では?と思われたα7RIIIは学生時代から腐れ縁の友人に譲ることに。ちょうどフルサイズ機を使ってみたいという話を聞いたので、それならうちのαあげるよと。

これにて脱Eマウント完了。本当にいいシステムでした。売れるのも分かる。ただ自分にとっては完成度が高い=楽しいとはならず、α7RIIIを購入した時点で満足してしまったのです。とっくに旧型の仲間入りを済ませたRIIIですが、だからといって新モデルを見ても全くワクワクしない。何千万画素!高性能なプロセッサ!何でも俊敏に捕まえるAF!そんな終わりなき欲望の螺旋に飲み込まれることにうんざりしていたのかもしれません。猫も杓子もフルサイズミラーレスになってしまって、どのメーカーを見ても似たり寄ったりなカメラしかないんですもの。こんなことならさっさとユニバーサルマウントにしてしまえばいいのに。この令和の時代に俺はソニー派だ!ニコン派だ!とか馬鹿じゃないかと思います。

私は画質だけに超特化した鈍くさいカメラでがっしゃんがっしゃんシャッターを切りながら、発展途上のラージフォーマットに夢を見るのだ。

なんかもうGFマウントの広角レンズはこれ1本あれば十分じゃない?との呼び声高いこのレンズ。
たしかに作例を見ただけでもどの画角も単焦点並みによく写るし、中判レンズとしてはそこそこコンパクトでそこそこ軽い。
私としても広角レンズ枠はこれさえあれば他に何も要らないだろうと既に確信しています。

フィルター径82mmと、いわゆる前玉にフィルターを装着できないデメキンレンズではなかったのも購入の決め手ですね。
海や山で撮影することの多い私としてはデメキンレンズに大金を注ぎ込むことに抵抗がある。

相変わらずレンズフードがチープすぎる点を抜きにしたら全く不満の無いレンズ。
何にしてもマウント変更を決意した時点でさっさと機材を入れ替えてしまいたかったので、これで一安心です。
自分にとって必要な画角は揃った。あとはもう機材のことなんか考えずたくさんの写真を撮りたい。
所詮カメラもレンズも写真を撮るための道具でしかないのだから。

さあ明日は志々島だ。(ただし午前中雨の予報)

Diary

FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R

少しずつ志々島行きの荷物をまとめ始める。
せっかく泊まるのだから大クス以外に島の景色なども撮れるだけ撮って帰りたい。

しかし我が家に転がっているレンズポーチにはGFX用の巨大レンズが収まりきらなくて困っているのだった。
レンズフードを取り外すとギリギリ収まるのだけど、レンズフードをかばんの中に転がしておくのもなあ。
もっと早くにヨドバシででも物色しておくべきだった。ええ、とはいえ今日明日出かけるのは面倒くさいのです。