川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり @滋賀県立美術館

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 45mm F2.8 R WR

川内倫子の写真展を見るため滋賀県立美術館まで。
最新作「M/E 球体の上 無限の連なり」と、出身地である滋賀県で撮影された過去作を織り交ぜた企画展「川内倫子と滋賀」の二本立て。

あ、ちなみに展示スペースでは映像作品以外は全て撮影OKでございます。
最近は写真展に限らず増えましたよね。一部作品以外は撮影OKというスタイル。

あまり詳細を書き記してしまうのも無粋なのでアレですが、とても良かったです。
最近のデジタルもいいけど個人的には諸々のタイミングもあってじいちゃんの葬式を撮影した「Cui Cui」の写真群で泣きそうになってしまった。
Cui Cuiはスライドショー形式での展示でしたが、紙でない映像だからこそのBGMとの相乗的な破壊力があるな。

私は基本的に映像作品には全く興味がありません。
世の映像作品はことごとく説明的すぎて写真のような想像の余地、余韻を残してくれないから、なのですが。
ここに展示されていたいくつかの映像作品は非説明的かつ散文的で、その投げっぱなしなスタイルが非常に心地よく感じられました。
こういう動画ならありだなあ。ぽけーっといつまでも眺めていられる。

これはイイ!ということで図録を購入。
あとは信楽焼の豆皿とか滋賀県デザインのコクヨノートとか。
あ、コーヒーも美味しかったです。

近所だったら会期中にもう一度来たいなってくらい。
(京都滋賀間の渋滞が慢性的に酷すぎるんだなあ…)

Diary

OM SYSTEM OM-1 / OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / 1.4x Teleconverter MC-14

本日の散歩は京都御苑へ。蛤御門からぐるっと時計回りに一周。
昔一度だけ見かけたことがあるアオバトがいないだろうかと探してみたのですが、流石に一度歩き回ったくらいでは出会えず。当然ですな。
仕方なく人類の有史以来100億回以上は撮られているであろう梅とメジロというベタな組み合わせに逃げる。

そういえばメジロさん写真も結構撮っているはずなのにあまり日の目を見ることがない。何故だ。
人里のメジロさんは200mmくらいのレンズでも十分撮れてしまうので、わざわざ超望遠ズームで狙わんでも…的な意識があるのかもしれない。
ちょこまか飛び回る姿が可愛いんですけどね。そういえば最初に望遠レンズに手を出したきっかけが近所散歩中によく見かけるメジロを撮ってみよう、だった。

山崎光学写真レンズ研究所より連絡あり。
昨年10月に再研磨&再コーティングを依頼していた初代ズマリット50mmが帰って来るらしい。
お値段は見積もりどおり34000円で行けましたよ!とのこと。(???…私の手帳には25000円前後とメモってある。まあ、前後の範疇か 笑)
山崎ズマリットの試し撮りが楽しみで仕方ないのだった。

Diary

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 63mm F2.8 R WR

恒例の朝散歩。本日は高雄へ。
景色を眺めながらのんびり1万歩ほど歩き回ってきた。

右肩にスナップ用のGFX、左肩に野鳥セットで臨むも野鳥とは出会えぬまま終劇。
別にシカでもサルでもよかったのだけど。出会えたのは結局林業のおっちゃん一人だけなのだった。

Diary

OM SYSTEM OM-1 / OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO

昨晩遅くまでせこせこ働いた甲斐あって月末の請求業務完了。
今朝はコーヒー片手にCP+の未視聴アーカイブを消化しておりました。

で、ちょっといいなと思ったのがOM-SYSTEMの撮りっぱなしJPG写真ですよ。
中藤さんとコムロミホさんが滋賀県の長浜を撮り歩く企画で、掲載される写真に関しては全て撮りっぱなしのJPGであるということ。
中藤さんがラフモノクロームII、コムロさんがブリーチバイパスIIで撮影されたらしいのですが、失礼ながらえ?こんなに実用できるモノだったの?と。
ぶっちゃけワタクシこのピクチャーモードはデフォルトのナチュラル以外使ったことがなかったもので、目からウロコでございました。

こちら早速感化されて近所の公園で撮影したブリーチバイパスII 笑

OM SYSTEM OM-1 / OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / 1.4x Teleconverter MC-14

こちらはラフモノクロームIIですね。
何がIIやねんと思っていたのですが、コントラスト等全体的に控えめで扱いやすくなっているのがIIなのだとか。

中判デジタルのようなでっかいセンサー機で撮影したデータの潤沢な情報量を活かすスライダーぐりぐり現像ももちろん楽しい。
しかしそれが急に邪魔くさくなる、俺がデスクの上で散々こねくり回してるブツは写真なのか?CGなのか?なんて思う日もあるわけです。
たまには「今日は銀残し縛りだ!」なんてやりつつ、銀残しだからこそ撮れるカッコいい一枚を狙うのも面白そうだと思いました。

CP+はこういうのがいいですね。
新しい機材のここが凄い!だけでなく、今あるカメラ機材の一歩踏み込んだ使い方を提案してもらえる。
そういう意味では昨年までのPENTAXのコンテンツがとても面白かったので、今年のリコーイメージング不参加はとても残念です。

Diary

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

昨日母親より連絡があり、祖母が息を引き取ったとのこと。
長女を連れて顔を見に行った二日後が命日となりました。

間違いなく誰よりも祖母の世話になった孫がこのto-fuで、誰よりも世話になった曾孫はうちの長女だったと思う。
もしかすると私たちが顔を見せるのを待ってくれていたのかもしれない。
本人の希望どおり最期の瞬間まで病院に入院することなく薬漬けになることもなく、穏やかな表情のまま眠るように逝けたようだ。
幸せな人生だったに違いない。私も最後の最後で「ありがとう」と伝えることが出来てよかった。感謝の気持ちしかない。

この歳になると人の死に触れる機会も増え、否応なしに「残りの人生をどのように生きるか」について考える時間も増えてくる。
昔の賢いおじさんは不惑なんて言うけれど、私なんかもう惑いまくり、迷いまくりなのです。

頭の悪い私には何が正解なのか分かるはずもありませんが、祖母はじめ偉大な先人たちに与えられたモノを少しでも多く次の世代へ手渡せるような。
そんな人生にしたいとは考えております。あとはまあ、色々大変なことはあれども家族みんな笑って毎日を過ごせたらそれでいいかなと。

本人たっての希望で葬儀など一切行わないそうなので、自分は自分で今やるべきことを粛々とこなしていこうと思います。
さあ、まずはCP+の視聴からだッ!! え?いや…だってほら、CP+ですよ?