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香川

Diary


LEICA M10 / Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット”

カメラ片手に京北の周山エリアを徘徊。
桂川の河川敷で川内倫子の「Cui Cui」をパラパラめくって眺めていた。


今年見た滋賀県立美術館の展示の中。
丁寧に焼かれた大判プリントの作品以上に、隣の小部屋で垂れ流されていたCui Cuiの日常スナップのスライドショーが私の心を打った。
「他の誰にも撮ることの出来ないハイレベルな作品」よりも「日常的に写真を撮っている人間にしか残せない生々しい日常写真」に心惹かれる。

ああいうのは目がそのままレンズになってて指にシャッターボタンが付いてるんじゃないかってくらいカメラを自分の一部にしないと撮れないんだろうなあ。
それこそ、たとえズボンを履き忘れたとしてもカメラだけは持って外に出ないと落ち着かない!みたいな。

この歳になると身近な人が亡くなったり、それこそ自分の死についても考えたりで。
ああ…あの時、あの人、もっと撮っておけばよかった。なんて悔いることが非常に多いわけです。
もっと写真撮らないと。目指せ肉眼レフだ。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

こっちもto-fuさんのことは分かってるから、どうぞ好きなだけクスに触れて帰ってください。
そう言われてはいたのだけど所詮私は余所者。そのまま好意に甘えてしまうのもいかがなものか。
前日の夕方改めて許可を得た上で、早朝の誰も来ない時間に少しだけ大クスに触れさせてもらうことにした。


雑念も時間の流れもどこか遠くに消え失せた。祈るようにシャッターを押す。
いつだってこんな心持ちで写真を撮れたら素敵なことだろうと思う。でも常人にはそんなこと不可能。
せめてたまにでもあの自然の一部に溶け込んでいくような感覚を思い出せたら、それなりに写真を楽しめるのではないかなあ。


Pentax K-1 Mark III camera still under development

「PENTAX K-1 Mark IIIはまだ開発中だ。」

そうですか。まだ開発中ね…って、ええ?開発してたの?
PENTAXの灯を絶やすな!!

Diary


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

寒すぎて笑うしかない一日。
むしろこれが例年どおりの気温なのだろうけどずっと暖かかった分、外に出た瞬間の「いやいや、これ無理やろ…」感がすごい。
フルメタルなライカさんとかもう掴んだ瞬間冷たすぎてヒョエッ!!って地面に落としそうになる。本日の撮影枚数2枚にて終劇。


年末最後の旅計画は練り直しが必要かもしれない。
最後の最後に風邪ひいて年越しとかアホすぎてどうしようもないぞこれ。

2023年買ってよかったものベスト5


LEICA M10 / LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2 ASPH.

2023年。今年は何を買ったかなあ。
一番大きな買い物といえばフルサイズのソニーEマウントを一式処分してGFX用レンズに買い替えたことだと思いますが。

どうでもいいところだと突然死したWi-Fiルーターやオーブンレンジの買い替えなど色々ありましたっけ。
そのあたりまで含めると収拾が付かなくなるので、とりあえずカメラ趣味関連のものから挙げてみたいと思います。
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旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

去年だったか、昔お世話になった先輩と一緒に知人のライブの打ち上げに顔を出していたときの話。
この歳になると街を歩いても色々音楽を聴いても昔のように楽しめない、という話題になった。
バンドのメンバーが「人は最終的に草木に行き着くらしい」と言って笑っていたのだけど、草木に行き着いちまったかもなあと心の中で苦笑いしていた。


別に感性が老いたことを卑下する必要もなければ悲しむ必要もない。
何かを失った代わりに別の何かを得た。人生とはそういうものの連続なのだ。それだけの話。
昔は何も感じずスルーしていたものを美しいと感じ、愛おしいと感じる。今の感性を大いに楽しめばいい。


ムスメの話を聞いていても一体何が面白いのか分からないものにウケていたり、どう見てもくだらないものを追いかけていたり。全く理解できない。
何とか若い感性のままでいようと藻掻く人もいるけれど、過ぎ去った時間や感性を追いかけることにはあまり意味が無いような気がしている。
若い頃の記憶を思い返してみても若者の流行を意識する中年ほど見苦しくて鬱陶しいものはなかった。

しかしそれとは別に、最近の若いモンはと若者の流行や新しい常識にぐだぐだ言うクソジジイにだけはなってはいけないと肝に銘じておきたい。
ただ生きている世界が違うだけ。否定も肯定もしなくていい。私は私の時間を生きていけばそれでいい。

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