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FUJIFILM X-H2

旅の断片


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 56mm F1.2 R

6頭もの子ヤギが増えていた。たぶん他のメスヤギも妊娠しているから今年はまだ産まれると思う、とのこと。
子ヤギは本当に可愛いのだけど、下手すると今年産まれた子ヤギも来年には子を産んで…とねずみ算式に増えていくので、これはなかなか大変なことだ。
そりゃあ千葉県のキョンも増えまくるよな、と。たしかあれ、元々は潰れた行川アイランドから逃げ出した個体でしたっけ。
関西でもシカが増えすぎてハゲ山と化した伊吹山が崩落しまくっていたりと決して他人事ではありませんが。


騒動になった奈良県の某愛護会も、あれって要は農作物を食い荒らして捕らえられたシカも保護の対象になるため他県のように駆除することが出来ず、かといって再び野に放つわけにもいかないので止むを得ず飼い殺しにしていたのが実情らしく、しかしまあ地元の農家さんにしたら死活問題なわけで。鹿のために死ねというのか、という話。今後は駆除可能エリアを増やす方向だそうですが、本能のままに増え続ける野生動物との共存は感情論だけでは解決しない難しい問題だと思います。(と、繊細な問題だけにふわっと締める)

そんなところで暮らす奴が悪い。都会に引っ越せという論調もありますが、お前が毎日食べてる野菜はその田舎で作ってるんだよ、という話でね…
都会のくそ狭い土地でしか農業できなくなったら、おこめ10kgが5万円とかになりますよ。ほな、お宅の真裏に養豚場作るけどよろしいな?

子ヤギが産まれた!というめでたい話から、何故こんな暗い話に。どこが旅の断片やねん。

Diary


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 56mm F1.2 R

写真を撮らない生活10日目。心が満たされている状態とはこういうことなのか。
そりゃあ脱京都してどこか知らない街を撮り歩けるなら喜んでシャッターを押しまくりますけれども。
単純にどこへ出かけてもよく分からん外国人が無限ポップする地元に辟易しているだけなのかもしれない。
コロナ流行の数年間は楽園のような街だったのに。結局また観光公害。頭腐ってるんじゃないかと思う。


本日は来週の富山遠征に備えてガソリンを給油しに行ったり。
ガソリン代が岡山価格より15円も高くて軽く引いたのだった。
まあ長野、高知よりはマシだと思えば。

それにしても梅雨入りしたかのような天気が続きますな。
最近はもう一年の半分くらいが夏なので、梅雨入りしましたと言われても驚きませんよ。

旅の断片


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 56mm F1.2 R

香川県といったらやはり骨付鳥。ということで、ハローズででっかいチキンレッグを購入して焼いてみる。
味付けは適当だしフライパン(ただし蓋なし)で焼いたので若干焦がしてしまったけれど、部屋中に香ばしい香りが漂って食欲をそそる。もちろん海へ。

「かっっっった!!」
いやいや、たしかに値札の下に”親鳥なのでとても固いです”とは書いてあった。書いてあったけどここまでとは。
とてもではないけど歯では噛み切れない。例えるなら鶏の旨味を凝縮したタイヤに齧りついてる、みたいな?
結局鶏の旨味を吸ったごはんだけ食べて肝心の鶏肉は室内に戻ってペティナイフで北京ダックみたいに削って食べた。悲しい。


「お、うまそうなモン持ってるじゃねえか兄ちゃん。」
立ち上がって擦り寄ってきたネコさん。この方ならミシュランタイヤが如き骨付鶏でも食い千切れるのだろうか。
そもそも細かく裂けた破片が胃腸を傷つけるとかで、犬猫に鳥の骨を食べさせるのはご法度だった記憶がありますが。
でも野生のネコって鳩とか雀とかハントしてますよね…うーん。

あ、もちろん私は何もあげてませんよ。島の地域猫なので島民の皆さんが世話しています。

新緑の「志々島の大クス」


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 16-55mm F2.8 R LM WR

とにかく満足度がすごい。新緑の大クスさえ眺められたら他のことはしばらくどうでもいいやと思ってしまう。
京都に戻ってきて既に1週間経ったけど未だシャッターを押してないくらいには心が満たされている。

今回巨樹用カメラとしてX-H2を持って行って感じたこと。「うーん…中判とかフルサイズとか要らなくない?」
まあ趣味って結局ロマンの世界なので、理屈だけでは割り切れない部分が多々あるのだけど。


カメラメーカーとインフルエンサーの関係性ついて考えさせられる動画

そもそも私は自腹切って製品を購入していない人間のレビューは例外なく「一瞥する価値すらないゴミ」だと考えているのでなんですが。

なんか大々的なニュースにまでなっているPanasonicのアレもそうですが、この業界もうちょっと売り方を見直した方がいいんじゃないですかね。
(フォーサーズ機+キット望遠ズームの作例風にCanonフルサイズ機+TAMRON大口径ズームの撮影写真が添えてあるのは狂気としか思えない。)
変な方向に進み始めたのは見るからにヤバそうな奴をプロモーションに起用して騒動になった、FUJIFIMのX100Vあたりからでしょうか。
どこぞのストリートブランドの服みたいに飢餓感を煽ったり、くそみたいな御用写真家を囲って持ち上げさせたり。あまりにも下品すぎる。

新緑の「志々島の大クス」


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 16-55mm F2.8 R LM WR

今回の旅は忙しなく歩き回るのをやめて島時間をのんびり過ごそう。
そう思ってやって来たものの、結局2日間で3回ほど会いに行ってしまいました。
まあ大クス往復以外は海辺で缶ビール片手にうとうとしてしまったり、十分すぎるくらいくつろぎましたが。

先月やって来たばかりだというのに大クスへの欲求を抑えきれなかった理由がこの新緑。
やっぱりいいなあ。実家に帰ってきたかのような安心感がある。帰ってきたぜ。


なんというか…自分の場合全国の巨樹を制覇する!とか年間100本見る!とか、そういうのにあまり魅力を感じないんですね。別にスタンプラリーやってるわけでもないしなあ。いえ、量なきところに質は生まれないわけで、選定眼とか知識みたいな経験値は確実に巨樹を見た数だけ養われるはずですから、行為自体は全く否定しませんけれども。ただ私はあまり興味がないし別に凄いことだとも思わない、というだけで。


私の基本的スタンスとしては年に数回、自分のお気に入りの土地や巨樹を訪問できたらそれで満足。
ただ世の中にはまだまだ私の知らない魅力的スポットが星の数ほど存在しますから、それらにも少しずつ手を広げていけたらいいなと。

そんな悠長なこと言ってる間にポックリ逝ってしまうかもしれませんけれども。
しかしまあ好きなときに好きなところに行って「俺にはまだまだやり残したことがあるんだ…」と呻きながら死ぬ。
これも上々な人生のひとつなのではないか。老子さんの言うように足るを知ると人生結構楽しめると思うんだなあ。

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