円山公園枝垂れ桜 2021

PENTAX K-1 / PENTAX HD PENTAX-D FA★50mm F1.4 SDM AW
LEICA M10 / LIGHT LENS LAB V2LC 35mm F2 周八枚

朝の散歩ついでに円山公園のシダレザクラを眺めてきました。一昨年にも訪れて一度巨樹記事としてまとめているので、今回は巨樹カテゴリーではなく写真日記としての投稿。例年と比べると異常とも言えるほど開花の早い今年なのでもう見頃かも、なんてやって来ましたがええ、本当に綺麗ではありませんか!

まだ満開には程遠い状態ではありますが、それでも実に美しい。数年前まではカラスによる鳥害で頭頂部が悲しいことになっていたこのシダレザクラも鳥害対策がなされたのか、随分と樹勢が良くなったような印象を受けます。

逆サイドから望む。完全な逆光のため写真では魅力を伝えにくいですが、実際にはサクラの花弁の間から差し込む光がとても心地よい。ああ、日本人で良かったなあ。癒やされますね。

平日の午前中ということもありますが桜開花時期の円山公園だとは信じられないくらいの閑散さ。流石に土日祝日はそれなりの人出があるのでしょうか。この時期の売上にかける飲食業をはじめとした観光産業の方々には申し訳ありませんが、地元民としてはサクラって本来これくらいのんびり眺められて然るべきモノなのではないか、と思ってしまいます。サクラを見るために交通渋滞、現地に着いたら人、人、人。どう考えても正気の沙汰じゃありませんよ。

余談ですが「なんか本格的っぽい」カメラを提げることのデメリットとして、写真撮ってもらっていいですか?とお願いされることの多さが挙げられます。いえ、せっかくの観光ですよ。誰だってニコニコ笑って楽しく過ごしたいに決まってますから、もちろん私もニッコリ笑って「いいですよ。」とそれに応えておりますとも。そもそもスマホで自撮りされる方が増えてますから、以前と比べると声をかけられることも随分減りましたよねえ。

3月22日現在でだいたい五分咲き、といったところでしょうか。今週末はちょうど見頃になりそうです。2年前に訪れた際は4月9日で7~8分咲きでしたから、やはりこれはとんでもない早さです。

ソメイヨシノは3分咲きくらいかと。見頃は来週末くらいですかね。巨樹的には今日のシダレザクラでわりと満足してしまったので、あとはのんびり近場のソメイヨシノを眺めて終わりかもしれません。気が向いたらまたどこか近くの名木を目指すかもしれませんが。

円山公園のシダレザクラといったらやはり夜のライトアップ。このご時世ですから昨年に引き続き今年も中止されるということです。宴会もご遠慮下さい、ということで景観を著しく損ねるあの小汚いゴザの貸し出しも中止している模様。サクラもお酒も大好物なワタクシですが、大の大人が大勢座り込んで花見と称した乱痴気騒ぎをする姿だけは醜悪極まりないと思ってますのでこれは朗報です。これを機に花見宴会なんて文化が廃れてくれるといいんですけどねえ。

2件のコメント

  1. 京都市内の桜といえば、このシダレザクラが真っ先に思い浮かびます。
    いや、他を知らないと言えばそれまでですが(笑)、一度目にした姿は忘れられません。
    インバウンド前でしたが、それでも沢山の観光客で溢れていたものです。
    静かにゆっくり鑑賞できるのはいいですね。

    少人数で桜をゆっくり静かに愛でながら飲み食いするのはアリだと思いますが、乱痴気騒ぎの花見なんか消えてなくなれ、
    もしくは取り締まって欲しいとさえ思いますよ。

  2. > RYO-JIさん
    きっとここが一番有名ですよね。
    仰るとおりで京都市内って有名な桜並木(桜園?)ならそこそこ聞きますが、一本桜の大物がほとんど存在しないんです。
    そういう事情もあって賑わうのが円山公園なのですが、今年は本当に目を疑うような閑散っぷりでした。

    ちょっとつまみと缶ビールでも買って友人と腰掛けて…程度の花見なら私も大好きですが、殺気立って自己中心的な場所取りをしたり
    大の大人が公共の場で昼間から顔真っ赤にして大声で騒いだり、そういう汚いのは目を背けたくなります。
    騒ぎたいなら居酒屋に行け。それだけの話だと思うんですけどね。

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