四国の記憶 加茂の大クス

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

コロナ禍以降、四国に足を運ぶことが増えた。
渋滞に巻き込まれずに往復できて気候は穏やか、さらに静かな海があって立派な巨樹もある。私にとって理想的な旅の目的地だ。
多くの素晴らしい巨樹を擁する四国の中でも時間を忘れてのんびり眺めるなら、やはり「加茂の大クス」と「志々島の大楠」の2トップだと思う。

この大クスをぽけーっと眺める度にいつも思う。
日頃のストレス、日常生活の悩み…なんとちっぽけなことか。と。
年にたった数回のこの時間に随分と救われてきた。

日が沈みきるまで眺めていたいところだけど、流石は12月。
じっとしていると体の芯まで凍えるような風に耐えられず香川県のお風呂へと向かうことに。
別れの瞬間はいつだって名残惜しい。一礼して「また来ます。」と呟き、大クスを後にした。

2件のコメント

  1. 四国は関西人からすると近いけれど、異文化を感じられる場所のように思います。
    海を渡るだけでこんなにも違うものかと。
    気候もうそうですけど、何もかもがおおらかでゆったりとして懐が深いような感じ。
    まぁ上手くは言えませんが(笑)、都会にはない魅力がギッシリ。

    私はどうも旅に行くマインドになりきれないまま今年も終わってしまいそうですが、
    旅のリハビリの初っ端は四国が良さそうですねぇ。

  2. > RYO-JIさん
    まさに仰るとおりなんですよね。近いのに、何故かすごく遠くまで来たような気分になれる。
    自分の場合これ以上の距離になると、運転だけでちょっと気が重くなってしまうのもあります。
    数日歩き回って長時間の運転で帰る…集中力が切れて事故を起こしてしまいそうで怖いんですよねえ。

    加茂の大クスはやりたいかどうかは別にして、日帰りも不可能ではない距離ですからね。
    四国上陸はリハビリ旅に最適だと思いますよ。

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