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使い道のないHEIFファイル


FUJIFILM X-H2 / Carl Zeiss Touit 50mm F2.8 Macro

JPGに変わる次世代の画像ファイルのフォーマットになるだろうと期待されるHEIF(ヒーフ)ファイル。
非可逆(弄るほどに劣化する)なJPGに対してHEIFは可逆(弄っても劣化しない)だったり、8bitカラーまでしか表現できないJPGに対して16bitカラーまで表現可能なHEIF、さらに圧縮効率がJPGよりも遥かに良いということでまさに夢のようなデータ形式。我が家では唯一FUJIFILM X-H2だけがRAW、JPGに加えてHEIFファイルでの保存が可能なので、試しにカメラ内RAW現像でHEIFファイルを生成してみました。カメラのモニターで拡大したかぎりだと確かにJPGよりも高精彩に見える。これをPCモニターで見たらえらいことになるのでは?と読み込んでみたのですが。

まあダメですね。
まずもって現時点ではAdobe Photoshop関連(Lightroom等含む)は全てHEIFファイル非対応。さらにはwindows11拡張機能のHEIFファイルを開くプラグインをインストールしたものの、何故かHEIFファイルにカーソルを合わせただけでエクスプローラが固まってフリーズしてしまう始末。Web上の情報によると「デジカメで撮影したHEIFファイル(拡張子.hif)の拡張子を.hifcに打ち換えるとエクスプローラ上でもサムネイルが表示される」らしいのですが、打ち換える以前にカーソルを合わせただけでフリーズするとはこれ如何に。使えねえ…

ということでデジタルカメラがいくら高解像に突き進もうともモニター表示、プリントする場合は結局JPG形式を扱うことになり、8bitカラーが限界の画像フォーマットがボトルネックとなってあまり意味をなさないこの現状がついに打破されるか!?とワクワクしたのですが、現時点ではHEIFファイルには全く使い道がないみたいです。

webブラウザもほとんどHEIFファイル非対応だし私がブログ運営に用いているWordPressも非対応、印刷会社さえも非対応ではどうしようもない。
数年内にはもう少し普及してくれるといいですねえ。せっかく4Kモニターに買い替えたのだからHEIFファイルを存分に味わいたい。

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