旅の断片

PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW

猫神様。
どかせてしまうのも気の毒で、遠目に頭だけ下げて参拝を済ませた。

なんだか不細工な瞬間を切り取ってしまったようですまない。

昔は知らない街並みをぷらぷら撮り歩いて、こんな路地裏をよく散策したものだ。
細い路地ほどいい。どこにも繋がってなさそうな路地ほどいい。何もなさそうだからこそ何かを発見すると面白い。
歳をとっておじさんになると、誰かに見られたら不審者案件では?など色々考えてしまい、昔のような気分で撮り歩けなくなってしまった。
悲しいことだけど歳をとるってそういうことなの。まあ時代の違いも多分にあると思いますけれども。

4件のコメント

  1. 相変わらず猫運が凄いですね!
    もしくは猫に警戒を解かせる術が優れているのでしょうか(コツを教えて欲しいです:笑)。
    路地裏に関する今昔の考察、私もまさにその通りで笑ってしまいましたよ。

  2. > RYO-JIさん
    いえいえ…1枚の猫写真のために何匹の猫たちに逃げられたことか 笑
    路地裏は「おいお前、何やってるんだ!」→「いや、このボロいバケツがええ感じで…」→通報必至という感じで
    如何ともしがたいです。若者なら可愛げがありますけど、おっさん一人では怪しすぎますね。困ったものです。

  3. 昔よりも遥かに撮れる機材を持っていつつ、撮れなくなったのが路地写真ですね。
    遥かに撮れない機材しかなかったのに、昔は夜の雨の路地でも無駄なシャッターをバシバシ切れたし、楽しかった。
    機材も人間も仰々しくなっちまったのかい……と思うと落胆してしまいますが、いや待て、今もそれなりに熱意を注いで写真やってるじゃないかと。若き自分に引け目を感じる必要なんてないね、と。笑
    昔撮った路地風景、今もう地球上に存在しないものがいくつもあるというのも感慨深いです。
    いずれにせよ、いくら撮っても撮り足りないのが写真ってものですねえ。

  4. > 狛さん
    思えばフィルムカメラは頑丈でしたね。今みたいに防塵防滴なんて言葉とは無縁でしたが、雨に濡れてもアスファルトに落としても何だかんだ無事動いてくれる信頼がありました。
    私のGR1vなんて川にドボンと水没して見事不動品になりましたけど、オブジェとして本棚に1年間くらい飾っておいたらいつの間にか復活してましたから 笑

    いやでもホント、方向性が変わっただけで熱意までは変わってないと信じたい。
    路地風景だってまだまだ撮れるんだぜ?と、久々に一緒に新宿あたりをぷらぷら歩いてみたくなりました。
    ああ、確実に弱体化したのは胃袋ですね…昔みたいには食えねえや。

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