旅の断片

LEICA M10 / Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

旅の興奮冷めやらぬからなのか単に梅雨の蒸し暑さに精神が参っているからなのか、どうも一向にやる気の出ない今日この頃。
惰性だけで何とか日々のノルマをこなしていたところに先月末仕上げた成果物が送られてきた。
おお、いい感じの仕上がりじゃないか!とテンションを上げてみるも、最終的に仕上げたのは私ではなく印刷屋なのだった。

しかしカラスコの旧21mm(現行の21mm F3.5というもっとモダンなレンズがある)、これは結構いいではありませんか。
まあ薄暗い夜明けなんかはIBIS非搭載のM10の使い勝手の悪さと相まってただ重いだけのオブジェと化しますが。
100g強のコンパクトなレンズがこれだけ写れば何の文句もない。ウルトロン21mm F1.8なんて400gありますからね…

この写真の意図するところは?と問われたら「カニがいたので…」としか答えようがない写真。
旅写真なんてそんなもんでいいんですよ。記憶の断片を持ち帰るのだ。と開き直ってみる。

2件のコメント

  1. いいですね、カニ写真。
    私なんかむしろ水場があるとカニを探してしまいます。
    そういう時に限って見つからず、ふとした時に『おまえ何でそんなとこにおんねん!』という感じで見つけますね(笑)。

    旅写真は特に意図なんかなくてもいいですよねぇ。
    時間が経ってから見返すだけで旅を思い出せるし、その為にもたくさん撮って帰りたいものです。

  2. > RYO-JIさん
    RYO-JIさんならお分かりいただけるだろうと思ってました。
    もちろん私も一人で砂浜をうろうろ歩き回ってコメツキガニを捕まえてニヤニヤしていましたよ 笑

    先日狛さんが書かれてましたけど、捨て写真にこそ旅写真の醍醐味が詰まっているのかもしれませんね。
    ずっと後で見返して懐かしさを感じるのって、何気ないカニとかうどんとかそんな写真の方だったりしますから。

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