約10年ぶりのMac、Macbook Airを購入

FUJIFILM X-T5 / Carl Zeiss Touit 50mm F2.8 Macro

GFX50SIIやPENTAX 645Zで撮影したrawデータを旅用マシンのSurface Go 3で現像することに限界を感じてサブマシンの買い替えを検討しておりました。
昔のように出先でゴリゴリ作業する機会がなくなったのでスペックは「そこそこ」で十分。私の今回の要求スペックはこんなものでした。

・旅先のホテルで撮影画像を見てニヤニヤしたいのでモニターだけはそれなりのものが欲しい。解像度は最低でもWQHD以上。今さらフルHDは不可。

・重量は1.4kgまで。できれば13inchが望ましい。重量が許すなら14inchでも可。

・内蔵GPUは必須条件。持ち運び用のモバイル機に外部GPUなど要らん。重くなってバッテリー食うだけ。

・RAMは最低でも16GBは欲しい。予算が許すなら32GB。

・CPUは最新世代のCore Ultraを使ってみたいなあ。i7でもi9でもいいけど型番末尾はUではなくH。末尾Uは内蔵GPUがArcグラフィックスではないので。

ということでド本命はASUS Zenbook 14 OLED UX3405MAのi9モデルだったわけですが、これが待てど暮らせど全く入荷されないでやんの。
いいかげん待ちきれなくなってしまったのでMacbook Airの梅モデルをRAMだけ16GBに増量して購入してしまった次第。
しかしRAMを8GB追加しただけで3万円アップって工賃を加味してもエグい値付けしてるなあ…。

LEICA M10 / Leitz Elmarit 28mm F2.8 3rd

今回の写真のraw現像から記事の執筆までテスト的にAirさんを使っていますが、スペック的にはまずまず快適です。
ただまあ仕方のないことではあるけれどWindows様に完全に飼い慣らされてしまったのでMac OSが恐ろしく扱いにくい。
なんなんだよTrue Toneって…妙に液晶が黄ばんでいるものだから尿液晶の初期不良品でも掴まされたかと思ったじゃないか。
(もちろん即OFFにしました。昔はMacってカラーマネジメントしなくてもそこそこ使える液晶が売りだった気がしますが、どうしてこうなった。)

あ、決してボロカスに叩きたいわけではなく、久々のMac環境と初めてのAppleシリコンを楽しみながら試行錯誤しております。
その昔使っていたコーディング用のエディタが死んでいたりショッギョムッジョを感じる。

ただまあファーストインプレッションは「同じ金額出すならASUSのアレの方が尖っていて面白そう。」でしょうか。
Macさんはデザイン的にもちょっと停滞してしまってますよね…

Diary

LEICA M10 / Leitz Elmarit 28mm F2.8 3rd

連休だからとわざわざ出かける必要もないわけで、普段どおりの山道散歩。
東名道や中央道で何十キロの渋滞、とかのニュース見る度に日本人って本当に行列大好きだよな…と思う。まあ私も純日本人ですが。
飲食店に並ぶことすらアホかと思う私からすると、旅費全部出して追加で日当も出すから来てくれと言われてもあんな高速にだけは乗りたくない。

そういえば状態の良いエルマリート28mm 3rdが転がっていたので買ってしまった。
まあ今の日本だと円資産を持つよりもライカレンズ現物を持っていた方が資産価値的に手堅いわけで。という言い訳。

FUJIFILM X-T5 / Carl Zeiss Touit 50mm F2.8 Macro

ちなみに高級感は一切ない。レンズフードなんかぷらっちっく製だし。
ライカが一眼レフ化の波に乗り遅れて終わりかけていた時代(何ならウィルド社に買収された時点でライカは一度終わっているとも言える)の極貧モデルということもあり、正直なところ今となっては褒めるべき点の見当たらないレンズだと思います。強いて言っても「お手頃価格で買えるライカレンズ」ということくらいか。だけど、そんな不遇さがイイ。

手持ちの28mmがBiogonとULTRONというストリートスナップ向きなパキパキ系の描写なので、緩めのElmaritは日常の散歩や旅先での風景撮影のようなチルアウト系スナップ撮影(なんだそれ)に活用できないかと考えております。

志々島の大クス Spring 2024

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

志々島の大クスを撮っていると、心の底からGFX50SIIを買ってよかったと実感する。
先代巨樹カメラのα7RIIIも十分元が取れたと思っているけどGFX50SIIもたぶんとっくに元は取れているだろう。
逆に言えば大物機材を買ってしまったからには、やはり年に数回くらいはこの大クスくらいの大物と向き合う機会を作りたい。

なおα7RIIIは数年前一緒に志々島を訪れた友人に譲った。
この大クスとガチンコ勝負するにはフルサイズ機+超広角レンズが不可欠だと気付いてしまったそうで。
電気系さえいかれてしまわないかぎり今後10年は戦えるカメラだと思うので活躍させてくれることを願う。

たった1泊の滞在のうち5~6時間くらいはいつもここで費やしてしまう。
次回こそは海辺に椅子でも持って行ってのんびりだらだら地酒でもやろう、と思うのだけど。
今月は近所でおとなしく過ごして来月もう一度志々島旅に出かけようと目論んでいるので、今度こそは海辺でだらだらを実行してやりたい。
たぶん大クスの前で何時間も過ごすのは現実的に不可能だろうし。ええ、6月に入ると蚊の大群がね…

Diary

PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW

仕事の息抜きと健康維持を兼ねて一日に数回軽く散歩に出かけるのだけど、とにかく新緑が美しくて心が癒される。
特にお気に入りなのは当然クスノキ。クスノキの花の香りをかいでいるとどこか遠くで巨樹を眺めているかのような気持ちに浸れる。
巨樹でも何でもないたった数本のクス並木ですらこれほどのパワーを秘めているだなんて、自然の力は本当に偉大だ。

DFA55mmを買って以降はほとんど645Zに付けっぱなしになっている。
(ああこれならFA45mm要らなかったなあ…なんて後悔していないと言えばウソになる。サイズ感もほとんど一緒だし。)

等倍拡大。FA45mmと比べると発色が素直なのとフリンジが出にくいのが地味に助かる。
古いレンズはどうしても黄色っぽく転びがちなので、シーンによってはカラーバランスを整えるのが非常に困難だったり。
まあこのレンズにしても645Dと同時発表された14年前の代物ですから、とっくにオールドレンズの枠に片足突っ込んでいるわけですが。

DFA55mm然り超円高時代の中古機材って今でも当時のレート基準で値付けされているものが多く、現代でも通用するモノを上手くサルベージ出来れば、かなりお得に撮影を楽しめるのではないか。レンズはともかくカメラとなると15年前のブツを今さら常用するのはなかなか厳しいものがありますが。

最新の機材を追いかけないと写真撮影を楽しめないって話でもないと思うんだ…
そういうのに縛られると機材を買えないだけでストレスが溜まるし、写真も窮屈になってつまらなくなるのではないかなと。

志々島の大クス Spring 2024

FUJIFILM X-T5 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R

昼食後はもちろん大クス。
新芽に生え変わる最中でパーフェクトな姿とはいかなかったけれど、それでも十分すぎるくらいに美しい。

Xマウントレンズを色々使ってみて感じるのは、結局この旧XF 35mm F1.4が一番好きだということ。
単焦点らしく精細に描写しているようで等倍拡大してみるとじわっと輪郭が滲んでいる感じがたまらない。
カメラを持ってちょっとそこまで…というサイズ感のFUJIFILMのカメラに最もマッチするレンズだとも思う。

XF 16-55mm F2.8も便利なのだけど、趣味の時間は万能でも便利でもないくらいの方が楽しめるような気がしている。
ほら、ビシッとスケジュールを組まれたツアー旅行より行き当たりばったりな個人旅行の方が楽しかったりするではありませんか。
失敗や後悔もまた旅のいい思い出になるわけでね。(もちろん、ならない場合だってある)

開業から100年…解体されるJR讃岐財田駅舎を思い出に 感謝を込めてスケッチ会 香川・三豊市 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送

数年前に訪問した「財田駅前のタブノキ」。
駅舎に覆いかぶさるように樹冠を広げる光景がとても印象的だったのですが、駅舎の解体が始まるのだそうで。
解体工事が始まってしまったらもうあの姿を見ることは出来ないのか…などと考えると先日立ち寄っておけばよかったなと。
三豊から加茂の大クスに行く途中で財田駅のすぐ側を通ったんだよな。無念すぎる。

とはいえ駅の機能もタブノキもそのまま残るようなので、今後はタブノキの大きな樹冠が駅舎代わりに活躍してくれるのでしょう。
しかしうーん…ヤブ蚊がすごかったから夏場は地獄だろうな。