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2023-10

Diary


LEICA M10 / Leitz Summicron 50mm F2 2nd

本日は北嵯峨エリアをぶらぶら散歩。
まだまだシャツ一枚でも汗ばむ陽気なのだった。

カメラを予約している某新宿カメラ店よりメールあり。
どうやら私の注文は初回出荷分に間に合っていて発売日には無事到着するらしい。

最近はカメラもレンズも予約開始と共に注文してしまわないと、商品発売日時点で既に3ヶ月待ち当たり前でアホらしくなります。
GR IIIxなんていまだに半年待ちですって。半年後とか下手したらGR IVが発表されてるんじゃないか?
フジヤカメラに出品された中古のX100F(何年前のカメラだ?)が17万円という超プレミア価格にもかかわらず瞬殺されていたり。
業界の閉塞感がすごい。

伏条台杉群生地


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

巨樹の森。写真を見返していたらまた撮り歩きしたくなってきた。
今年の夏はあまりの暑さに運動不足気味だったので、高低差のある山道を歩き回って今のうちに体力を増強しておきたいのもある。


どうにか上手くあの迫力を持ち帰れないかと試行錯誤するのだけど願いは未だ叶わず。
大袈裟に誇張するのではなく、まっすぐ向き合ってそのままの圧倒的存在感を写し撮りたい。
どれだけ機材が進化して撮影技術が向上しようとも、死ぬまで太刀打ちできないような気がしている。


それでもごく稀に、これはッ!!と叫びたくなるほどの会心の一枚が撮れることもあるのです。
そんな写真が撮れるのは決まって夜明け直後の早朝だったりカメラが壊れるくらいの大雨の中だったり、まともじゃない状況ばかりなのだけど。
ちょっとだけ他人より頑張って巨樹に会いに行った自分へのご褒美に違いない、と思うことにしている。

ああ、最近あまり体を張った撮影をしていないので、久しぶりに大雨の中でレンズを拭いながらの撮影とかしてみたいな…
昔と比べて高額な機材を使うようになるにつれ、撮影はカメラを壊さない範囲でと気持ちが日和っている感は否めない。

そういう意味では初めてここを狛さんと訪れたときの撮影は実にエキサイティングだった。
カメラがぶっ壊れようと今この瞬間シャッターを押さずにいられないという興奮。
(実際あれでCanon 6Dの電源が入らなくなった。数日間大量のシリカゲルと一緒にジップロックに放り込んでおいたら復活しましたが。)
あれで巨樹の世界にハマってしまっただけのことはある。

伏条台杉群生地


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

昨日は天気がよかったもので、久しぶりに京北の山奥にある伏条台杉群生地を散策してきました。
なお我が家から約45km…同じ京都市内とはいえ奈良公園よりも遠いわけで、ちょっとした遠出気分も味わえてお得感があるのです。


この場所を知って以降毎年春と秋、気候がよくなるとカメラを持ってぶらぶら歩き回りたくなります。
流石に定期的に訪れていると巨大な台杉の大枝がへし折れたりとそれなりに変化もあるのですが、不思議と悲壮感は感じられません。
日頃神社の御神木のような巨樹ばかり眺めているとつい巨樹を神格化してしまいがちだけど、所詮は巨樹も自然の一部でしかないんだよな…と。

この山のヌシのような姿をした巨大杉ですら大自然の中では命のサイクルの一部でしかない。
巨大杉が朽ち、新たな生命の苗床となっている姿を見て、そのスケールの壮大さを改めて実感するのです。
巨大なクジラが天命を全うし、その死骸が海の底で数多の命を育むかのように。

伏条台杉群生地といえばやはり目玉は巨大なバケモノスギの群生ではあるのですが、私はむしろこの一見グロテスクなまでに生命を貪り合う大自然のサイクルこそが一番の見どころなのではないかと感じています。海底深くに沈んだクジラなんてそう簡単に見に行けるものではありませんからね。


何度訪れても歩き始めはクマが怖くてビクビクしているのが、歩き回るうちに自分も自然の中に溶け込んで恐怖が薄れていく感覚がある。
まあ決してクマの気配が薄れていくわけではないので警戒を怠るわけではありませんけれども…クマ鈴とBGMは必須です。
今回もカメラを置いて切り株に腰掛け、空をぽけーっと眺めたりなど。気付けば2時間以上歩き回っていました。

駐車スペースに戻ってチェアを展開し、遠くの山々を眺めながら自家製お弁当を食べて帰路へ。
今回も良い気分転換になりました。次回はまたヤマモミジが紅葉を始めた頃に。秋はいいなあ。

VILTROX AF 75mm F1.2 Pro for X mountを購入


RICOH GR IIIx

ここ数年大好物の中望遠単焦点レンズ。
発売以来ずっと気になっていたVILTROX 75mm F1.2の中古品がマップカメラに出品されていたので購入してみました。
なおVILTROXのレンズは以前ニコンZマウントのものを3本購入したことがありますが、どれも「悪くないけど良くもない」という印象。
当時はZマウントのAPS-C専用レンズにろくな選択肢がなく半ば消去法的に購入したものの、描写は特に印象に残るものではありませんでした。
(とはいえ2023年時点でもZマウントのAPS-C専用レンズは継続してやる気ゼロなので、今でも十分存在価値はあると思います。)

こちらはVILTROXが新たにProシリーズとして打ち出したモノで、海外のレビューを読むかぎりなかなか評判が良かったのです。
まずビルドクオリティは総じて高レベルだと思います。Xマウント純正レンズと並べても遜色ない。防塵防滴構造、とのこと。
私はツァイスの青バッジやライカの赤バッジは辱め以外の何物でもないと考える人間なのでこのProバッジにも怒りを覚えますが、好みの問題でしょう。

とりあえず山道散歩ついでに試し撮りしてきました。 全文を読む

兵庫県美方郡香美町 長瀬八幡神社のタブノキとホオノキ


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

鳥取県の海岸沿いを撮影しながら兵庫県入り、新温泉町を抜けてやって来たのがこちら「長瀬八幡神社のタブノキとホオノキ」。
なお今回新温泉町方面から県道550号線経由で立ち寄りましたが、これがもう筆舌に尽くしがたい悪路で…
地図上では全く悪路に見えないのが罠。一度突入すると転回不可能な超悪路のため酷道険道マニアの方以外は通行をオススメできません。ご注意を。
どれくらいの悪路なのか興味のある方はこちらをどうぞ。(車幅1800mm以上の車両は通行不可です。冗談抜きで死にますので厳守してください。) 全文を読む

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