- 2022-03-23 (Wed) 14:42
- FUJIFILM GF 45mm F2.8 R WR | Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH. | カメラの話
Panasonic LUMIX DMC-GX8 / Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH.
しばらくは35-70mmズーム一本勝負で。そう思って購入したGFX50S IIのレンズキットですが、日常スナップ用途だとどうしても許容できない点がありまして…ええ、沈胴式。あの電源をONにする度表示される「ズームリングを回してレンズを繰り出してください」的なアレですよ。肩にカメラを提げて撮り歩いている最中は繰り出しっぱなしにしているので問題ないんですけど、バッグへの収納時はそうもいきません。この数日間持ち出してみたものの流石に我慢の限界を迎えました。私の堪忍袋はお年玉用のポチ袋よりも小さいのです。
GF 63mm(50mm相当)とGF 45mm(36mm相当)で悩みましたが、63mmを購入するとX-Pro3の出番がなくなること必至なので45mmに決定。
以下簡単なインプレと試し撮りなど。
外装の質感はまずまず。流石にGF 35-70mmみたいな安っぽさは感じられません。が、お値段を考えたら手放しに褒めるほどのビルドクオリティではないかなと。私のような庶民からするとべらぼうに高価な単焦点レンズですが、そもそも最近はフルサイズ用単焦点も馬鹿みたいに高くなってしまったので、今後も斜陽産業たる写真趣味を続けるなら相応の覚悟が必要なのかもしれません。
Aポジション、実絞りポジションの切り替えにロック機能が付いたのはとても良いと思います。全てのレンズがこうあるべきだ。またGFマウントはボディ、レンズ共にラインナップされる全てのモデルが-10℃までの耐低温構造、防塵防滴仕様になっているのは素晴らしい。ラージフォーマットは街中よりも大自然の中に持ち出してこそ活きるので。
絞りリングのクリック感はかなり心地良いです。これを触ってからXF 35mmなんか触ってしまうともう「Aポジション固定でええやろ。」としか考えられなくなってしまうくらい。ライカMマウントレンズのクリック感も心地良いですが、それよりもっとモダンでカチッ!カチッ!とした感触。
外装面で敢えて不満を述べるとしたら樹脂製のチープな花型レンズフードでしょうかね。2~3万円のズームレンズに付いているのと同じもの。百歩譲って樹脂製というのは軽量化のために受け入れますが、せめて着脱のロック機構と起毛素材の裏張りくらいはあってもよかったのではないかと。レンズのお値段を考えるとちょっと有り得ないなと思ってしまいます。汎用品のメタルフードでも買って付け替えようかと検討中。
FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 45mm F2.8 R WR
さて、昨日早速試し撮りしてきました。まあ仕事帰りにちょろっと撮り歩いただけですけど。解像力は流石に尋常ではないですね。
思いの外、夜の街撮りが楽しいレンズだと感じました。何を撮っても様になってしまう。
ウクライナカラーの二条城。京都市とキエフ市はもう何十年も前から姉妹都市なのです。明暗差があっても中判センサーが何とかしてくれるという安心感がある。
実際のところ購入前は中判デジタルがここまで気軽に、フルサイズ機感覚で持ち出せるものだとは想像もしませんでした。いくら軽くなったとはいえここぞというときの決戦兵器だよな、と思ってましたので。今はGFXがあったら将来的にはソニーが要らなくなるかも…と考え始めています。レンズのロードマップがまだまだ貧弱なので、直ちにマウント変更するのは難しいですが。
正直ついでに一つだけ不満を。最短撮影距離45cm(最大撮影倍率0.14倍)は寄れなさすぎ。
広角レンズほど広大に撮れるわけではない、標準レンズのように対象を注視して切り取れるわけでもない。35mm単焦点唯一無二のレゾンデートルは本来その万能性にあるのです。付けっぱなしでOK的な。しかし寄れないというだけで、ふとした瞬間イラッとすることがあるんですね。テーブルフォトはかなり厳しいと思います。まあ私の感覚ではレストランでこんなでっかいカメラを構える時点で食事マナー的に完全NGですけど。それでもネコ撮りや花撮りでストレスを感じることは多そう。ちょっと持ち歩いただけでも「あと10cm寄れればッ!」という場面が少なからずありました。
ぶっちゃけ最短撮影距離50cm(最大撮影倍率0.17倍)のGF 63mmにしておけばよかったと後悔してなくもない。
コメント:2
- RYO-JI 22-03-23 (Wed) 23:13
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確かにレンズのラインナップはまだまだですけど、巨樹や風景だとフルサイズ機の出番は無くなりそうですね。
何ならスナップも。
そう思うと中判機はもっと市民権を得ても良さそうですが、やはり価格的なハードルが高いのかもしれませんねぇ。
一度使ってその良さを味わうとフルサイズ機には戻れないのかも?という怖さを感じます(笑)。 - to-fu 22-03-24 (Thu) 10:44
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> RYO-JIさん
風景撮影はとにかくセンサーサイズこそ正義なところがありますね。
結局は現地まで持っていく食料などの他の荷物や体力との兼ね合いにはなってしまいますが。
自分の場合興味だけで中判に手を出しましたけど、今はやはり各社のフルサイズ機が優秀過ぎますからねえ。
各メーカーのカメラから選び放題でどれを買っても圧倒的な画質、レンズだってピンキリで色々揃ってる。
冷静に考えると今ならフルサイズ機を選ぶ以外有り得ないでしょ!と、私でも思ってしまいます 笑
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