- 2024-01-12 (Fri) 12:57
- LOMO LC-A Minitar-1 Art Lens 32mm F2.8 | RICOH GR IIIx | カメラの話
RICOH GR IIIx
今どきのレンズって凄い。どのメーカーのどのレンズも解放からパキッと本当によく写る。
はあ、何だかたまに写りすぎてしんどくありませんか？私はしんどい。
そこで緩いレンズを一本手に入れよう、と。そういうことです。
適当なジャンクまがいのロシアンレンズでも買おうと思ったのですが、円安やら何やらの影響で結構高いわけですよ。
インダスターなんて1000円2000円でゴロゴロ転がってなかったか？と。流石に汚い未整備品に5000円も6000円も出すのは抵抗があります。
そこで思い出したのがこのMマウントのLC-Aレンズ。これだ！
かつてα7RIII時代に購入したものの、EVFで撮影結果を見ながら撮影するLOMO画質のあまりのつまらなさに一日で売却したto-fu的伝説のレンズですよ。
しかし今の私にはデジタルライカがあるッ！！今なら全く違った撮影体験が味わえるのでは？と購入してみた次第です。
「パンケーキレンズ」を通り越して「薄焼きせんべいレンズ」みたいな？
ヨドバシドットコムで31800円の投げ売り状態（それでもまだまだ高いと思う）だったので即座にカートへ放り込みました。
オールドレンズといえばマウントアダプターを介してのライブビュー撮影が主流の昨今ですから、あまり売れなかったのでしょう。だってつまんないもん。
が、よく分かりませんがこれ、店舗受取専用商品なんですって。仕方なくヨドバシ京都受け取りを選択。
昨日11時頃カートに放り込んで当日14時には「入荷しました！」のメールを受信。早すぎだろ…
早速家族で買い物（ヨドバシ地下のロピア）ついでにレンズを受け取ってまいりました。
以下、試し撮りなど。ちなみに全てLEICA M10の標準設定、JPG撮りっぱなしです。
LEICA M10 / LOMO LC-A Minitar-1 Art Lens 32mm F2.8
うむぅ…これは楽しい。
やっぱりLOMOは光学ファインダーで撮ってこそだよな、と。
一応M型ライカの距離計に対応しております。
失敗だったのがレンズプロテクターですね。
フィルター径22.5mmで選択肢はマルミ製（1320円）とちょっと高級そうなUN製（3300円）の二択です。もちろん庶民の私はマルミ製を選択。
しかしこれがクセモノ。養護、いえ、擁護不可能なゴミでした。銀枠のみの展開なのですが、まさかの内面までノー塗装のシルバー。
当然ほんの少し逆光気味に撮影しただけで内反射しまくる。ええ、左下のフレアみたいなものはフィルター内側の内反射によるものです。
こんなもの売るんじゃないよ。ということで結局UN製の黒枠薄型フィルターをポチって到着待ち。本当にムダ金でした。
LOMO LC-A的描写には概ね満足ですね。
不満点はM10の重さくらいで、あのLC-Aの軽快さを懐かしんで涙が出そうになりますが仕方ありません。
ロシア製だか中国製だか知りませんが、現代レンズでは考えられないとてつもない歪曲を見せてくれる。
これがSONYやCanonの新製品だったら間違いなく暴動が起きて本社ビルに石が投げ込まれることでしょう。
しかしこれぞLomographyクオリティ。補正することも可能ですが、味として楽しむのが正しい作法かと思われます。
とりあえずファーストインプレッションとしては
・なんだかんだ唯一無二のレンズだと思う。買ってよかった。
・それでも3万円は高い。買って帰って開封したらリアキャップ外れてたぞ。
・マルミ製22.5mmフィルターはゴミ。たとえダイソーに並んでいたとしても絶対に買ってはいけない。
・ロピアの店員さんは一日中「らりるれにこにこー、らぶらぶロピア♪」を聴いてて気が狂わないのだろうか。彼らの精神状態が心配。
以上です。
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