- 2024-02-25 (Sun) 8:35
- FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR | クスノキ | 巨木たち（地域別） | 巨木たち（樹種別） | 徳島県
FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR
2022年5月に訪問したクスノキの巨樹「速雨神社のクスノキ」を再訪しました。
とにかくここは周辺の環境が最高すぎる…
クスノキ単体の見頃としては流石に新緑の5月に軍配が上がるものの、稲穂の実った9月の姿もなかなかのものでございました。
あっつい…もう9月だというのに40℃近い酷暑。
愛媛県から巨樹を眺めつつちんたらやって来た私はもう脱水症状寸前。
ここらで一息…と考えたときに、一服ポイントはもうここしか思い浮かびませんでした。
水をがぶ飲みしてチェアを展開し、社殿の前に腰を下ろしてぼけーっと巨大なクスノキを眺める。
これはもうたまらんです。
つくづくクスノキには癒しのパワーがあるように思う。
あるいはクスノキの見過ぎで樟脳中毒に陥っているのかもしれない。どちらでも構わない。
心地いい風に吹かれながらサラサラと音を立てるクスノキの枝葉を眺めていると、夏が大の苦手な私ですら「夏も悪くないな…」と呟いてしまうわけです。
今回の旅で直前に訪れた巨樹は国の特別天然記念物「加茂の大クス」でした。
サイズでは加茂の大クスに及ばないにしても、こと居心地の良さに関しては加茂の大クスにも引けを取らない巨樹だと感じています。
だからといってあまり有名になってほしくもないという。
滅多に見物客がやって来ない、この環境だからこそいいんだ。
今回ほとんど写真を撮影しませんでした。私にとっては皆無に等しい20カットほど。
写真なら初回訪問時にたくさん撮った。今回は巨樹と向き合い、だらだら語り合うような時間を過ごしたい。
そう思ってやって来たためです。
結果的に大満足。
再訪巨樹だからこその余裕。初回とはまた違った時間の過ごし方が味わえるのがいいですね。
初回はどうしてもファインダー越しに眺める時間が多くなってしまうため、のんびり過ごそうと思ったらもう一度再訪するにかぎる。
遠征するとどうしても新しい巨樹ばかりに目が向いてしまうけれど、そこをぐっと堪えると新しい世界の扉が開けるような気がします。
次回はコーヒーでも飲みながらもっとのんびり過ごしてやろう。
ということで新緑の5月もおすすめですが灼熱地獄の9月もまた最高なのでした。
また再会する日までどうかお元気で。
2023/9/13再訪
巨樹のサイズなど詳細は前回訪問時の記事をご参照ください。
コメント:4
- れもん 24-02-25 (Sun) 13:37
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本当に居心地が良さそうな立地ですね。
前回は無かった、ラストの上からのアングルもいいなと思いました。
刈り取り中の稲穂のカーペットが風景に優しさを添えているようです。
再訪すると余裕が生まれる･･･
全くそのとおりだと思います。
そしてその都度新たな出会いや発見もあって、そういうのも旅の一つの醍醐味ですね。 - to-fu 24-02-26 (Mon) 11:19
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> れもんさん
雰囲気的には和歌山の農村部に近いかもしれません。温暖で牧歌的。時間の流れそのものが違うような。
この狭いニッポンをちょっと南北に移動するだけで、気候から風土までガラッと変わるのが面白いですね。
どこに行っても初回はどうしても観光目線と言いますか、私の場合点と点を忙しなく回ってしまいがちです。
時間や一日のプランを無視して動けるようになると色々な気付きがあって、より一層その土地に対する愛着も湧きますね。 - 狛 24-02-27 (Tue) 19:28
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クワトロの濃厚写真から一転、というか、なおさら一層爽やかに感じる大クス風景ですね。いや、クワトロの写真も妙な緊張感があって好きですが。
この、クス専用の円形舞台のような土地の取り方がなんとも素敵です。
田を日影にしてしまうという話も出てきそうなところ、この位置関係は明らかに尊敬によって成り立っていますね。
この場に行けばその感じが直に感じ取れる。だからゆっくり時を過ごしたくなるんでしょうね。
冬がまだのさばっているうちはそうもいかないでしょうが、春になったらこういう小さな理想郷を探してみたいものだなあと思いました。
再訪候補でもどこかいいところがなかったか、今一度考えてもみたいです。 - to-fu 24-02-28 (Wed) 19:44
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> 狛さん
クワトロさんは昔ながらの超絶ケモノ臭い豚骨ラーメン的な味わいがあります 笑
ここは絶対もう一度来ようと思っても、いざ次回の計画を立てるとやっぱり新規スポットを目指したくなるのが
サガというもので、その未練を振り切るのはなかなかしんどいものがあります。実際その場に到着してしまうと
ああ、この選択以外あり得ないだろ。なんて充足感もひとしおなわけですが。
のんびり歩き回るのに最適な春は、過去の思い出をなぞるには一番の時期かもしれませんねえ。
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