- 2024-12-05 (Thu) 12:04
- Canon EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM | FUJIFILM X100VI | カメラの話
FUJIFILM X100VI
やると言ったらやれ。買うと言ったら買え。先延ばしにしたところで老いて腐るだけ。これは真理です。
そんなわけでEOS Mにファインダーがあれば!という致命的な欠点を解決すべくEOS Kiss M2を購入しました。
死せるマウントは何故こうも魅力的に見えるのだろう。
まあ買おうかなとちょっと思っただけで、買うぞ!だなんて一言も言ってませんけど。
いや、いいカメラだと思いますよ?
スペック諸々は最新ミラーレス機に見劣りしないし、初代Mと比べれば画質もレスポンスも比にならないくらい向上しています。
しかしこの安っぽさは何だろう。この超プラスチッキーでスカスカに軽いKiss M2を触ってから初代Mを持つと高級コンデジのような風格すら感じる。
仕様上は初代M 298gに対してKiss M2が388g。初代より重くなっているはずなのに体感だと本当に悪い意味で軽い。軽薄、と申しましょうか。
あ、ちなみに重量はもちろんバッテリー、SDカード込みのもの。これらを含まない重量のアピールなど全くの無意味です。
どこのまぬけがバッテリーとカードを抜いた状態でカメラを持ち歩くのか。
控えめに言って外装の質感は私のそれなりに歴だけ長い写真経験から見ても間違いなく過去最悪クラスですね。
キヤノンやニコンは昔から製品ラインナップのヒエラルキーを重視する向きがありましたが、それもここまで極まったかという感じ。
冒頭の写真の残念すぎる内蔵ストロボの継ぎ目よ…軽く浮いてませんかこれ。
使い続けてカメラが壊れたとき、棚に飾って保管しておきたくなるのはKiss M2ではなく初代Mの方です。
申し訳ないけどKiss M2は使い倒して故障したらスクラップへ。そんなカメラだと思います。
キタムラサンのECサイトでボディのみ中古品を購入、最寄りのキタムラ受取にして取り寄せしました。最近はキタムラ受け取りがブーム。
で、試し撮りしますか?と言われたんですが手元にレンズなど存在するはずもなく。
店の売り物を着けるのも何だか迷惑客感があるので5,500円で投げ売りされていたこちらを併せて購入した次第。
プラマウントの廉価標準ズームでございます。EOS Mマウントに質感もくそもないし軽いは正義でしょう。
あ、予備バッテリーのおまけ付きでこれは運がいい!と歓喜したのも束の間、なんだよこれ初代Mのバッテリーじゃないか 笑
散々けなして来ましたがEOS Mシステムのコンセプト自体にはとても好感を持っています。
ミラーレス機は何故各社一様にレフ機の延長線上を進んでしまったのだろう。独自の進化の道もあったように思うのですが。
個人的には最近の最新機種を見ても「うーん、凄いけど欲しいのはこれじゃないんだよなあ…」な感が強いです。
日常のお散歩スナップ機なんてMF専用機でも構わないわけで、それこそM42マウントのシンプルカメラがあったら欲しいくらいなんですけど。
IBISなど余計なモノを廃してEVFの見え味に徹底的に拘ったPENTAX SP digital、みたいな。絶対売れないよなあ 笑
戯言はこの辺にして試し撮りなど。
Canon EOS Kiss M2 / Canon EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM
うん。これでいいんだよこれで的な?
廉価ズームだけあって等倍で見るとぼやぼやしていて「誤魔化してるなあ」なんて呟いてしまいますが、Web用途やA4プリントまでならこれで十分。
画質的には初代Mの画質ですら満足している私の要求を満たさないはずもなく。
ただ画像エンジンの違いかセンサーの違いなのか、発色の傾向が随分と違う印象。
Canon スタンダードのプロファイルを当てると派手にマゼンタ寄りに転がります。
かなり大きめに逆側に振って現像しました。
ボケを楽しむレンズではないのでボケないとかボケが汚いとか突っ込むのは無粋というものでしょう。
趣味として撮影を楽しむことを考えたらズームレンズ自体が選択肢としてアレですが、記録写真を撮るならもうこれでいいのでは?
無理してカメラに20~30万円も出さなくても多くの人は初代EOS Mと22mm単焦点、この15-45mmズームだけあれば事足りると思う。
既に製造終了しているので中古を探すことになりますけど、5万円あれば余裕で揃いますからね…(私はKiss M2を除けば3万円強で揃った)
色々残念なカメラではありますが、サブ機として持ち歩く分にはわりとベストな一台かもしれません。
22mm単焦点とセットならコートのポケットにギリギリ放り込んでおけるし、家族旅行ならこれと15-45mmで全てまかなえる。
EOS Mシリーズの正当後継ラインであるMシリーズにファインダーがあれば迷わずそっちを選んだんですけどね。
M5はファインダー搭載機だったのにM6以降は外付けEVFタイプのファインダーレス機になってしまっているとは。
肝心の外付けEVFが常時点灯型かつ取付時は液晶モニター使用不可という残念仕様だったので私はパス。ライカ未満の技術力だぞ…
しかし長く使うために極力新しい機種を!が目的だったので2016年発売のM5を買い増すのはどうも。
最後にファインダー搭載のM7を出してから力尽きていただきたかった。無念。
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