福井県三方上中郡若狭町 信主神社のケヤキ

FUJIFILM X-T20 / XF 10-24mm F4 R OIS / Film Simulation PROVIA
FUJIFILM X-Pro2 / XF 35mm F1.4 R / Film Simulation PROVIA

信主神社本殿に寄り立つケヤキ。参道からパッと目に飛び込んでくるその様はどう見ても御神木ですが、御神木ではないんだそうな。こちらのタブノキが正式な御神木のようです。

それにしてもケヤキらしからぬ様相。これは瘤と呼んでいいものなのか。
他の植物に寄生されていることもあり、遠くから見ると「何だあれ」という感じでした。樹皮もなんだかケヤキらしくないし。

正直、ちょっと不気味です。まるで人面瘡のような。
ケヤキの成長過程で何が起きたらこんな瘤が出来るのか。
とにかく目を惹くのはこの瘤でしょう。

瘤の上部はもう何だかよく分からないことになっていました。
近くで見ると1本の木なのにミニジャングルのようだ。ミニチュアの猿が暮らしてそう。
あぁ毟り取ってあげたい。

この信主神社の巨樹は…とにかくツタや寄生樹が目立つのです。これなんか簡単に剥ぎ取れるし、取ってあげればいいのになあなんて思うんですが、それなりに地元に愛されている様子ではあるので単に放任主義だというだけの話なのかもしれません。

まず地上5mの辺り(瘤の上部)で片方の幹が欠損、その他にもそれなりに枝の欠損が目立つものの樹勢はまずまずで健康そうに見えます。

この場所の関係者の方がこっち(ケヤキ)は樹齢1,000年行かないくらいだなと仰っていましたが、どうなんだろう。あまり成長を促進する環境だとも思えないため単にサイズでは語れませんが、1,000年はちょっと言い過ぎかなあ…と感じました。樹皮の感じからは結構若い印象を受けました。

信主神社のケヤキ
樹齢 約1,000年(実のところ500年くらいでは…)
樹高 約20m
幹回り 約6.9m

2件のコメント

  1. to-fuさん

    to-fuさん、相変わらずオシャレですね。
    私には着こなせない柄のシャツですわ(笑)。

    そしてすごい瘤。
    山奥にポツンとあれば、邪悪なものを連想して近付けないかもしれません。
    ケヤキといいタブノキといい、境内にこれだけの巨樹がある神社もスゴイなぁ。
    どちらも寄生が激しい感じですが、実は生育環境がいいのかもっと思ってしまったり。
    いずれにせよ、どちらもここまで大きく成長しているのですから、それぞれ力強い巨樹なんでしょうし
    今後も寄生なんかに負けずにさらに大きくなってほしいですね。

  2. > RYO-JIさん
    いえいえ。ただのチェックシャツなんですが、そんなに派手でしたか?
    もう楽すぎてほぼ毎日休日のお父さんルックです。ジャケットなんて箪笥の肥やしですわ…

    この瘤、結構怖いですよね。
    そうなんです。ケヤキとタブ以外にもそこそこ大きなハリギリ(初めて見たかもしれません)があったりと、もしかすると土地そのものは結構豊かなのかもしれません。恐ろしい密度で樹木たちが養分を奪い合っているというだけで。少し手入れしてあげるだけでもっと健康に、そして明るく見えるんじゃないかなーと思いました。

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