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香川県仲多度郡琴平町 琴平町の大センダン


SONY α7RIII / SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G

香川県は琴平町。琴平町といえばアレです。アレしかありませんね?全国的に名の知られる”こんぴらさん”こと金刀比羅宮ですよ。昨年末、四国で仕事(という名の飲み会)にお声がけいただき、せっかくなのでついでに観光をということで家族を連れて金刀比羅宮を参拝した際、ここだけは寄らせてくれと懇願して立ち寄ったのがこの国指定天然記念物「琴平町の大センダン」なのでした。時期外れの真冬、早朝、あまつさえ悪天候という最悪のコンディションでの訪問なので掲載は再訪してからにしようか悩みましたが、次の機会なんて待っていたら何年後の話になるか怪しいので記事にまとめてしまおうと思います。


地図で見てもらうと話が早いですが、その所在地はまさに金刀比羅宮のお膝元。JR琴平駅、琴電琴平駅のどちらからも案内板が出ているので迷うことなく辿り着けるはずです。個人的な話ですがこの辺りは独身時代に何度も一人旅で歩き回った場所なので本当に懐かしい。その頃のメインカメラはニコンのFMでした。あの頃はフィルムが安かったなあ…なんて、ついつい遠い目になってしまいます。そういえば富士フイルム製のフィルムが今年6月からまた3割程度値上げするのだとか。最早私からすると普段使いするなんて有り得ない!そんな金額になってしまいました。(話が脱線しまくって申し訳ありません。)


さて、アーケードを抜けた先に見えるはセンダンの巨樹。センダンの巨樹自体が非常に珍しいものですが、その中でも国天指定されているものとなると実はこの「琴平町の大センダン」と徳島県の「野上の大センダン」の2本だけなんです。国天以外にも私のイチオシである「新日本名木100選」に選ばれており、葉を付けたそれこそ今のような新緑の時期であれば、さぞ壮観な巨樹なのだろうと想像できます。


そもそも大前提としてセンダンの木とは何なのか。センダン(栴檀)はセンダン科センダン属に分類される暖地の落葉高木。国内だと主に四国から沖縄に自生している。ということで、私からするといまいち馴染みのない樹種です。センダンの巨樹自体初めて見ましたからね。古名を「あふち」と呼び、愛する人との出会いの木とされていたようです。目印としての「会う地(あうち)」が訛って「あふち」でしょうか。なかなかロマンティックな樹ではありませんか。現在この広場は観光バス用の駐車場として使用されており、今でもこの巨樹は観光バスで偶然出会った男女の熱いアバンチュールを眺めていたりするのかもしれません。


形状を見るとずんぐりむっくりしていて、どことなくケヤキに似ているような印象。(樹皮の感じなんかケヤキとは全然違いますけど。)幹周は6.85m。スギやクスの巨大な巨樹ばかり見ていると感覚が狂ってしまいますが、街中にある幹周7m近くの巨樹というとそれはもう相当なものです。見応えは充分にありました。


樹皮の質感もなかなかのもの。古木特有の迫力が感じられます。


樹勢は残念ながらあまり芳しくない様子です。数年前に訪問した方のサイトでは見られなかったのですが、この木製の柵の外側にも更にトラロープで囲われており、大枝落下の危険性があるので立ち入らないで下さいとの注意書きが置かれていました。幹の寄り目のカットなんか実は望遠でぶち抜くように撮影していたんですね。せっかく立派な巨樹なのに離れた場所から眺めることしか出来ないのは非常に残念ですが、万が一枝でも落ちて来たら大変なことなので仕方ありません。まあそれにしても本当に残念ですが…接近できない、触れることが出来ない巨樹というのは私の中でどうしても評価が下がる一因になります。


保護の甲斐もあって最近では少しずつ樹勢の回復が見られるようです。遠くない将来、せめて木の柵のところからでも巨樹を眺められるようになればいいですね。巨樹も何だか寂しそうに見えますから。


枝ぶりは良く、葉が付いた時期の写真を見るとそれなりに健康そうに見えます。今回は天候のせいもあってどうしても弱々しく見えてしまった感が否めないので、絶対に再訪してそのイメージを良いもので上書きしようと心に決めている巨樹です。


ちょうどたくさんの実を付けている季節でした。センダンの実は薬として用いられる反面、サポニンを多く含む有毒植物で過剰摂取すると中毒症状で死に至ることもあるそうです。


ムスメたちが必死に拾い集めていたこのセンダンの実。もちろん私も拾ってみましたが、とても美味しそうな匂いがしました。カスタードクリームをフルーティにしたような香り?(表現が意味不明ですね。)お腹が空いていたりしたらうっかりポイっと口の中に放り込んでしまいそうです。いやでもホント、食べないように気を付けて下さいね。特にお子様やペットなどうっかり口に入れてしまうと危険なのでご注意を。


枝に付いている黄色っぽいものは葉ではなく全てセンダンの実。まったくの枯れ木状態ではなく実が付いていただけでも良かったと無理矢理納得しておきたいところですが、やはり葉が覆い茂る春や夏の時期にまた訪れたいというのが本音です。巨樹としてはとても立派なものでアクセスも容易なため、巨樹に興味の無い方であっても金刀比羅宮を訪れた際は是非ついでに立ち寄っていただきたい一本です。

2018/12/26訪問
「琴平町の大センダン」
国指定天然記念物・新日本名木100選
樹齢 約300年
樹高 18m
幹周り 6.85m

香川県仲多度郡琴平町129-1

コメント:3

RYO-JI 19-05-11 (Sat) 23:37

センダンはそうですね、馴染みが無いですねぇ。
巨樹としてのサイズは控え目ながらも、国天指定ということからその存在の貴重さが伺えます。
しかし現状の健康状態が気になりますね。
柵の外側にさらにロープで規制されているだなんて・・・。
落葉時だと余計に悲壮感を感じてしまいますが、実を付けている様は健気な感じがして手を差し伸べたくなりますね。

金刀比羅宮のすぐ近くにあって何か逸話的なものがあるんじゃない?と期待してしまいますが、どうも見当たりませんね。
まぁだからといってその価値が下がる訳ではないですが、せめて観光客にもっと注目して欲しい巨樹ですね。
それによって更に保護に力が入ると嬉しいですから。

to-fu 19-05-12 (Sun) 20:18

> RYO-JIさん
馴染みが無いですよねえ。
「センダン 京都」で検索してみたら真っ先に株式会社センダン(巨樹とは無関係)が出てきたくらいです 笑
そうなんですよ。囲いの外にまた囲いがあって、全く近付けなかったのが残念です。

国内で国天指定されている2本のうち1本ということで、琴平町ももう少し推してあげてほしいですね。
とりあえずセンダンまんじゅうにセンダン最中辺りから…(発想が昭和)
それらしいストーリーを付け加えるだけでも愛着を持ってもらいやすくなると思うんですけどねえ。
空海さん生誕の地が近いわけですし、それこそ空海さんお手植えくらい謳っちゃってもバチは当たりませんって。
樹齢?そんなの他所の巨樹の案内板も全く気にしてないから大丈夫です 笑

19-05-16 (Thu) 10:01

樹形といい風格といい、街中にどどんとそびえている感じといい、巨樹たる威厳を感じさせてくれますね〜。
樹種の個性を感じさせつつ、ケヤキにも負けないぞという存在感。
なかなか見ない樹種ですが、葉っぱを覚えて、冬は実があるかを探してみるといいわけですね。勉強になります。
センダンの実はそんなにいい匂いなんだー、嗅いでみたいな、と。笑
向こうで拾い集めているムスメさんたちが可愛い。見つけたら拾ってみたくなる感じなんでしょうね。

琴平町へは行ったことがありますが、当然として当時は知らなかったというパターン。
今だったらto-fuさんと同じく、ここだけは寄ろうと食い下がるところです。笑
センダン代表として、長生きしてもらいたい。いつか会ってみたいと思いました。

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