香川の記憶 沙弥島ナカンダ浜

LEICA M10 / TTArtisan 28mm F5.6

その昔、高松一人旅の中で偶然立ち寄った小料理屋の店主が何故だか私を気に入ってくれて、明け方まで高松の夜の街を案内していただいたのを思い出す。それも初対面の一見客である私には一銭も払わせることなく。上のムスメがまだ小さかった頃に一度だけお礼に伺って以降、高松には立ち寄れずにいる。世の中がもう少し落ち着いたら改めて家族で飲み食いできたら、と思う。

何の話やねん、という感じですがその翌日写真仲間のなっちゃんに案内してもらったのがこのナカンダ浜なのだった。我が家から香川県入りするには微妙に明石海峡大橋ルートの方が早いような気がするのだけど、ほとんどこのナカンダ浜からの景色と与島PAからの景色を楽しむためだけに瀬戸大橋ルートを選択することが多い。ここでただひたすらぽけーっと、行き交う船を眺める時間が大好きすぎる。

Diary

FUJIFILM X-Pro3 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R / Film Simulation “Classic Nega”

上賀茂でいつもの馬と戯れる。
といっても眺めたり軽く撫でたり、くらいのものですが。

頭を縦にぶんぶん振るのは遊んでくれ、ご飯をくれの感情表現。
恐らく後者ではないかと思われる。何もないんだ。すまない。
たまに近所の爺さんからスティック人参をもらっているのを見かける。

APS-Cもいいぞ。
というかフジの35mm F1.4はとても良い。
35mm F2は何かこうもっと無機質なんだなあ。

香川の記憶 善通寺

LEICA M10 / TTArtisan 28mm F5.6

久しぶりの善通寺へ。久しぶりといっても一年は経っていないような気がするけれど。
「五社明神の大楠」がさらに弱ってしまったのか、ロープで囲われて完全に近付けないようになっていた。
どちらかといえば樹勢が安定しつつあるのか?なんて思っていただけにショックが大きい。
とはいえ根本まで接近できるギリギリの時期に数回会えただけでも自分は幸運だと考えた方がいいのかもしれない。
命あるものはいつか必ず亡びる。人であれ樹木であれ、それが遠い未来のことだなんて一体誰に言い切れるか。

毎年のように襲い来る大災害にこの数年の新型コロナ問題。そしてキナ臭い世界情勢。
今やれることはさっさとやっておくべきだし、今会える人にはさっさと会っておかないと後悔することになるかもしれない。

ワタクシゴトもワタクシゴトですが、コロナ前までピンピンしてた祖母二人が立て続けに施設に入ってしまいましてねえ。
片方の婆さんなんて、ほんの数年前まではジムで知り合った若者と一緒にバーベキューに行ったりしてたのに。
まあ、色々考えさせられますな。皆様もどうか悔いのない人生を。

ああ、話が重くなってしまいました。失礼。
善通寺といえば「本家かたパン」の石パンなのですよ。

口に放り込んだ瞬間ブラボー!と膝を打って立ち上がる…そんな美味しさではなく、買って帰るとつい毎日パクパク食べてしまっていざ無くなると、ああ…何でもっと買っておかなかったんだろうto-fuのアホボケカス。と後悔する類の食べ物。我が家でも腹を空かせた地獄の餓鬼たちが恐るべき速度でパクパク口に放り込んでいくため、多めに買ったつもりがいつも瞬殺されてしまいます。ワタクシ考える葦ですから、今回はお土産用とは別に自分用を小分けしてもらって運転中にパクパク放り込んでおりました。うまい。かたパンのばあちゃんも、どうかいつまでもお元気で。

深夜の伏見稲荷大社でもFUJIFILM GFX50S IIの試し撮り

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

こちら京都府でもまん延防止ナントカが解除されるとのこと。恐らく伏見稲荷大社も夜間の駐車場閉鎖を解除→人出が増えてしまうの流れは必至なため、駆け込みで散歩がてらGFX50S IIの試し撮りに出かけてきました。

いつものライカM10だとF2.8より明るいレンズがないと話にならない暗さなのでF4.5-5.6のズームレンズでどこまで撮影できるか不安でしたが、IBIS様々ですねえ。むしろM10+大口径単焦点レンズよりも遥かに快適でした。以下、撮影した写真を適当に。続きを読む →

FUJIFILM GFX50S IIの試し撮り

FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

レンズはキットレンズのGF 35-70mm F4.5-5.6 WR。本当ならラージフォーマットの解像力を最大限に活かす単焦点レンズを使いたいところですが、今回主に巨樹撮影用にカメラを購入したため、ある程度汎用性のあるズームレンズを選択しました。10万円強のこのレンズが5万円程度で手に入るわけで、使う使わないにかかわらずズームキットを買っておいて損はないと思います。

35mm換算で28-55mmというかなり微妙な焦点距離ですが、撮影してみた限りでは解像力に不満は感じられません。10万円クラスのレンズとしては随分とチープな外装も、その分のコストを光学性能に割り振ったと考えたら十分納得できます。樹脂丸出しな外装が軽量で軽快な携帯性に寄与していますしね。

Web用に縮小した写真なので伝わらないと思いますが、当然凄まじい解像力です。等倍まで拡大してもネコさんの胸毛?一本一本までピン!としっかり解像していて驚かされました。ただまあ正直今どきの高画素フルサイズ機でもそれくらい朝飯前なわけで、私が感動したのはその解像力でもボケ量でも、ダイナミックレンジの広さでもありません。

ええ、最も素晴らしい点はその画像データが持つ余裕、懐の広さではないかと。RAWデータのスライダーを「ここまで弄れば破綻するだろう…」というところまで極端に、そして意地悪に操作してみても破綻しない豊富な情報量。これはもうセンサーサイズという物理の問題ですから、どう足掻いてもAPS-Cやフルサイズセンサーで撮影された画像データとは明確な違いがあります。身も蓋もない言い方をしてしまうとフルサイズであろうがAPS-Cであろうが、きっちり狙い撃ちすればラージフォーマットにも負けない写真なんていくらでも撮影できるんです。しかし、なんとなく適当にシャッターを押しても何とか出来てしまうだけの余裕がある。それこそがラージフォーマットの一番の魅力であるように感じますね。

ちなみにこちらF6.4で撮影したもの。このF値でも被写界深度が浅すぎるくらいなので、周辺までピシッと解像させたい場合には相当絞り込む必要があるかもしれません。最大6.5段(まあ実質2~3段程度?)の手ブレ補正があってよかった。巨樹撮影では薄暗い森の中で撮影することが多いのもあり、ボディ・レンズ共に手ブレ補正なしのハッセルブラッドを選ばなくてよかったと痛感した瞬間です。被写体ブレだけは如何ともしがたいですが。

AFは…正直まだまだ発展途上ですね。元々フジのXシステム(APS-C)もAFに定評があるわけではないので、ここはまあ想定内。クロネコさんにピントを合わせようと3枚ほど撮ってみましたが見事に3枚ともピントが後ろの外壁に抜けていました 笑 AF速度はまあこんなものではないでしょうか。遅い!と腹を立てるほどではありませんが、だからといってお世辞にも早いとは言えない、みたいな。小さなモーターでうすらデカいセンサーに合わせて巨大化したガラス群を動かすわけですから、ここはむしろよくやった!と褒めていいレベルなのではないかと。

まだ少し持ち歩いた程度ですが現時点での評価は100点満点中85点くらい?はい、かなり気に入っております。減点部分はAF云々ではなく、せっかくのラージフォーマット画質に果たしてフィルムシミュレーション機能が必要だったのだろうか…という根本的な部分でしょうか。リアルな色味を忠実に再現してくれるモードもあればなお良かった。というかむしろ、そういうモードが欲しかった。

RAW撮影オンリーで設定も何もかも全て無視してゼロから現像すればいいのかもしれませんが、それでも撮影結果のプレビュー時点ではいずれかのフィルムシミュレーションの影響を受けざるを得ないわけで。フジのスタンダード的ポジション「PROVIA」にしてもやっぱり色味が非現実的なんです。色味を誇張せず、忠実に再現したいという方は迷わずハッセルブラッドを選択すべきなのかもしれません。

とはいえ個人的には概ね満足。GFX50S IIは現状の選択肢として最もお手頃価格で完成度の高いカメラではないかと思います。