
FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR
昨年6月、下呂市周辺の巨樹をめぐり岐阜県内に1泊した帰り道に立ち寄ったケヤキ巨樹。
立ち寄ったというより単なる遠回りなのですが。
揖斐川上流、道の駅「星のふる里 ふじはし」の少し東側に位置します。峯山神社はGoogleMapsにも登録があるため迷われることはないかと思われますが、神社手前の坂道が軽トラでもないかぎり困難そうに見えます。坂道近くに駐車して徒歩で向かうのがよいかと。私は地元の方にお声がけして坂道脇の空き地に停めさせていただきました。ええ、「たしかに神社はあるけど珍しいモンは何も無いで!」ということですが 笑

神社周辺の景色。いやいや、これまたすごいところに来てしまったなと。
ここからさらに北上すると福井県との県境である冠山峠。私には真冬は絶対に走りたくない豪雪地帯、という印象しかありません。
聞くところによると最近トンネルが開通して随分走りやすくなったらしい。(そう言われても真冬に走る勇気はない)

冒頭の写真のとおりすらっとした非常に背の高いケヤキ。
鳥居の真横に立っていることもあってか厳かな雰囲気が漂います。
ここから景色をぼけーっと眺めていると時間の概念が揺らいでいくと言いましょうか、何十年も前のニッポンにでも迷い込んだかのような気分になってくる。トトロの世界、みたいな。現地では「ああ、新緑の時期に来られて最高だ!」と感じていましたが、改めて写真を見返していると秋冬の哀愁漂う風景もそれはそれで趣がありそうです。

幹周5.7m。ケヤキ巨樹としてはまだまだこれからといったところ。
しかし周囲の針葉樹たちに負けじと背筋を伸ばし、そこから傘のようにバサッと全方位に広げた樹冠は見事の一言。
遠目に見ても背の高いケヤキでしたが、いざ真下から眺めてみると「おおーーっ」と言葉が漏れます。
たぶん自分のことをスギだと思い込んでいるのではないか。

日当たりは悪くなさそうですが地形的に湿度が高めなのか苔の付着がよく目立ちます。
ケヤキ巨樹としては若い部類でありながらも、飾り付ける苔が実年齢以上の貫禄を演出している印象。
この空間の厳かな雰囲気にも苔の力が一役買っているに違いありません。

まあ難しいこと抜きに、春夏に眺める若葉をたたえた元気なケヤキは最高ですよねえ。
健康が一番!なのはきっと巨樹も人間も変わりません。

神社の社叢には左奥のタブノキ(幹周7mクラス)はじめ、巨樹巨木クラスのものが散見してなかなかの見応えがあります。
もしかすると鳥居脇のケヤキよりもこちらのタブノキの方が有名なのかも。
え?何故そのタブの写真をもっと撮らなかったのか、ですって?
うーん。以前ここの南西、奥伊吹にある「諏訪神社の乳銀杏」で大量のヤマビルに襲撃されたのがトラウマになっていて、ちょっと参道のコンクリから外れる気にならなかったのです。いまだかつてあれほどおびただしい量のヤマビルを見たことはない!と断言できるくらいアンタッチャブルなヤマビル天国だったもので。(だから今回ビビって巨樹とのヒューマンスケール写真もなし)

ケヤキそのものも立派ですが周辺環境が素晴らしいですね。
あの日本の原風景的な景色がいつまでも残ってくれると嬉しい。完全に余所者の勝手な意見ですけど。
303号線沿いは絶景の連続。山道ドライブの休憩ついでに立ち寄るにはちょうどいい巨樹だと思います。
2025/6/13訪問
「峯山神社のケヤキ」
樹齢 推定300年以上
樹高 36m
幹周り 5.7m
岐阜県揖斐郡揖斐川町樫原416
巨樹巡りをしていなかったら観光地でもないのに絶対に行かなかったエリアでしょうねぇ。
そのお陰で良い場所に巡り合えるのは巨樹のお陰とも言えましょう。
ケヤキのイメージとは少し異なる背の高い巨樹ですね。
周辺環境によるのでしょうか、高さではなく横に成長していればかなりのランカーになっていたかもしれませんね。
苔の具合も巨樹然としていていいですね!
ヤマビル・・・脳裏によぎると立ち入りたくなくなります。
完全防御できる良い方法がないですかねぇ。
> RYO-JIさん
訪問時に全く同じことを考えていました 笑
巨樹のおかげで魅力を知れたエリアがたくさんありますね。
日本全国どこに行っても何かしら巨樹はありますので、本当にいい趣味だと思いますよ。
ここから年月を経てずっしり横にも成長してくれればよいのですが、どうなることか。
ヤマビル被害は私も一度は体験せねばと思いつつ、回避可能なら回避したいですねえ。
件の諏訪神社でたくさんのヤマビルが全方位からヒョコヒョコと寄ってくる様はホラーでしたよ。
走って逃げてスニーカーを脱ぐと案の定靴下にはヒルが…ああ、夢に出てきそうです。