Nikon Z fcのファーストインプレッション @片波川伏条台杉群生地

SONY α7RIII / TAMRON 70-180mm F2.8 Di III VXD

Nikon Z fcの試し撮りがてら、またお弁当を持ってハイキングしてきました。ちなみに顔に似合わず少し神経質なところがあるワタクシ、置き傷防止のためにSmallRig製のL字型グリップを購入して装着しております。ニコンさんに少しでも貢献したい気持ちは山々なのですが価格が純正の約1/3、さらにアルカスイス互換があってデザインもこちらの方が上(というかボディとの一体感が確実にこちらの方が良い)とあっては流石に買う気になれませんでした。ガワのデザイン以外にセールスポイントのないシルバーボディのカメラにブラックの純正グリップを合わせるとはこれ如何に、とツッコみを入れつつもデザインには好みもあるとして、今やアルカスイス互換って業界標準では?ただまあ手の平への収まり、グリップ感は純正の方が遥かに上かと思われます。SmallRig製は加水分解不可避でペタペタするウレタン素材、純正品はZ fc本体と同じエラストマーと思われる硬質ゴムのような素材なので。

長くなってしまいましたがテキスト少なめで適当に写真を貼っていこうと思います。続きを読む →

愛媛の記憶

LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

スローな旅に持っていくなら28mm、50mm、90mmの3本がベストだなと思った。古から続く伝統の画角なだけある。
よりコンパクトに収めるなら35mmと75mmの2本を選ぶかな。ストイックに1本勝負なら40mmがよい。
巨樹ズーム24-70mmは便利なのだけど、レンズをああでもないこうでもないとガチャガチャ取り替える方が気分が乗るような気がする。

LEICA M10 / LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2 ASPH.

早朝から自転車を漕いで海を撮っては漁港を散策するというパターンを繰り返していたので11時前には満腹度ゼロに。
一度宿に戻って昼食とし、せっかく一人でここまで来たのだから…と午後からは山奥にあるカツラの巨樹を目指してみることにした。
やっぱりなんだかんだ言っても未だ見ぬ巨樹、それも自宅から遠く離れた山奥となると心が躍りますなあ。

Nikon Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キットを購入

Panasonic LUMIX DC-GF9 / Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH.

以前フジのXマウントを全処分した際にはもう二度とAPS-Cフォーマットのレンズ交換機は買わないと胸に誓ったし、実際に今これを買って使うのかと問われれば即答で「出番など無い。」なのですが、銀塩時代にニコンのFM、FEシリーズを愛用していた者としては無視できませんでした。ええ、確かにもうカメラは必要ないが、写真も撮れるインテリアだと思えばよいではないか!と。ムチャクチャな理論ですが、まあそこはそれ。懐古主義の怨霊ジジイをターゲットにしたと思われるニコンの戦略にまんまと乗せられてしまった形です。

そういえば今まで本当にたくさんのカメラを買ってきましたが、何故かデジタルではこれが初めてのニコンなのでした。別に私アンチニコン派に属するわけでも何でもないんですけど何故だか今までご縁がなく。早速レンズを装着する際のマウント指標がボディのどこにあるか分からず、「ええい!どうなっとんねん!」とレンズをガチャガチャやってしまいましたとも。センサーにホコリが付着していないと良いのですが。

まだ開梱して室内で愛でているだけなのですが、いやーこれNew FM2ですね。私にとってニコンは斜体ロゴではなくてこっちのロゴなんだなあ。懐古主義を勘違いしたNikon Dfなんて不細工な代物が出てきたときには苦笑いだった私もこの再現度には納得でございます。これでフルサイズなら万々歳でしたが、現在の技術力でこのサイズに収めようと思ったらこれで正解でしょう。そこでデザイン性を捨てて生み出された哀しきモンスターがあのDfなのですから。

細かいところだとイマドキのデジカメとしては珍しくバッテリーチャージャーが同梱されていたのは称賛に値します。流石ニコン。こういう露骨なところでコストカットするメーカーは潰れてしまえばいいと思う。メーカー名がデカデカと刺繍されたストラップとか、もっと不要なものがあるだろうに。

現時点で気になる点といえば、SDカードを挿す向き、ですかね。人間工学デザイン的に考えるとどう考えてもSDカードのオモテ側(シールの貼ってある方)がカメラの正面、要はレンズ側に来るのが正しいと思うんですけど、何故かソニーとニコンだけはこれが逆向きなんです。今さらだけどこれ何とかしてくれると嬉しいんだけどなあ。はっきり言って現実問題、中古美品のNikon Z5レンズキット(フルサイズです)が買える値段を出してまで買う価値があるのかと問われると限りなくノー…だと思っております。他人におすすめするなら絶対にZ5のレンズキット。だが私は今回絵画やツボを買う感覚で購入しているのでZ fcでいいのだ。

愛媛の記憶

LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

毎年この時期になると若くして亡くなった友人のことを思い出す。一回り近く年上の友人だったが、いつの間にかそんな彼の年齢も飛び越えてしまったらしい。月日の流れの早さに驚く。このサイトのドメインwithphotograph.comは当時の彼の写真サイト「with photograph」からいただいた。無断で拝借させてもらったが、きっと彼なら笑って許してくれるだろう。

LEICA M10 / LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2 ASPH.

昔の自分は格好いい写真を撮ってやろうとか、あいつより凄い写真を撮ってやろうとか、そんな気持ちで写真と向かい合っていたように思う。それはそれで刺激的で楽しい毎日ではあったのだけれど、彼が亡くなる直前に撮っていたネガを見て以降はそんなことどうでもよくなってしまった。外を出歩けないからベランダから空を撮る、足元のサンダルを撮る、ベッドから起き上がれないから点滴を撮る。ああ、この純粋な撮りたいという感情の発露こそが写真なんだと、そんな風に感じた。何がどう写っているかとか構図がどうとか実に下らない話だ。撮りたいから今すぐシャッターを押す。以上。それと比べたら己のストリートスナップ紛いの何と薄っぺらいことか。

当たり前に起きて、手足が動いて、腹が減って、そして当たり前にやってくる日常にめんどくせえな、なんてぼやきながらも毎日を生き続ける。他人から見てどれほど退屈な写真であろうとも、そんな当たり前の世界にまっすぐ向き合ってシャッターを押したい。今は本当にそれだけの気持ちで写真を撮っている。当たり前のように明日がやって来ることに感謝しなければいけない、なんて言葉にするのは簡単だが、愚鈍な人間の見本たる私はどうしてもそれを忘れてしまうわけで。そこはまあ気軽に考えて、たまーに「今日も写真が撮れるなんて、まったく俺はツイてるぜ!」なんて思い出すことが出来たら人生そう悪いものにはならないのではないかなあ。

ってどこが愛媛の記憶やねん。

愛媛の記憶

LEICA M10 / LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2 ASPH.

自転車を停め、いくつかの漁港を散策する。
巨樹や有名な寺社、絶景ポイントを回るのも楽しいけれど今回はこういう過ごし方がしたかった。
昔はよく街歩きするためだけの旅に出てたじゃないか。あの頃は鞄の中がいつもネガフィルムのパトローネだらけだった。

この数年というもの、写真をやっててよかったと何百回、いや何万回考えたことか。
どんな形であれこのまま死ぬまで続けられたら、もう人生に何の悔いもない。