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FUJIFILM GFX50S II

四国の記憶 加茂の大クス


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

コロナ禍以降、四国に足を運ぶことが増えた。
渋滞に巻き込まれずに往復できて気候は穏やか、さらに静かな海があって立派な巨樹もある。私にとって理想的な旅の目的地だ。
多くの素晴らしい巨樹を擁する四国の中でも時間を忘れてのんびり眺めるなら、やはり「加茂の大クス」と「志々島の大楠」の2トップだと思う。


この大クスをぽけーっと眺める度にいつも思う。
日頃のストレス、日常生活の悩み…なんとちっぽけなことか。と。
年にたった数回のこの時間に随分と救われてきた。


日が沈みきるまで眺めていたいところだけど、流石は12月。
じっとしていると体の芯まで凍えるような風に耐えられず香川県のお風呂へと向かうことに。
別れの瞬間はいつだって名残惜しい。一礼して「また来ます。」と呟き、大クスを後にした。

四国の記憶


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

昨晩は21時就寝。疲れが蓄積していたのか、死んだように眠りました。
なんと睡眠スコアは驚きの93(非常に良い)。毎日よく動いてよく眠るのが最も質の良い人生なんでしょうねえ。


適当にシャッターを押しつつ、ただひたすら砂浜を歩き回っていた。
ふわっふわの粉雪のような浜を一歩一歩踏みしめるだけで心地良い。
ただし、この極小の砂塵はカメラにとってはちっとも良くないと思う 笑


この数年で騒がしい場所、多くの人々が行き交う場所が苦手になったし、実際何の興味も湧かなくなってしまった。
元々その傾向はあったが、コロナ禍を経て特に顕著になったように思う。

バッタさんは低密度の環境でのびのび育つとおとなしい孤独相になり、高密度な環境で育つと群れることを好む凶暴な群生相になるらしい。
天敵から身を守るために薄い緑色をした孤独相のバッタさんに対し、群生相のバッタさんは色も黒ずんでいて如何にもワルそうな感じだ。
これは人間も同じなのではないか。私は孤独相のバッタとして、極力ストレスなく平穏に暮らしていきたい。

2022年最後の四国旅


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

5:00起床、軽く湯船に浸かってコーヒー、カップスープ。
そういえば自分はホテル泊するとき極力朝食なしで宿泊しています。やむを得ず朝食付きで予約してもほぼスルー。
ホテルの朝食は大体開始時間が7:00と遅すぎるため、待ち時間がもったいないのです。通勤ラッシュに巻き込まれる前にさっさと出発したい。
せっかく余暇を楽しんでいるのに、一体何が悲しくて働くおじさんの行列に飛び込まなければならないのか。

ということで本日も早々にチェックアウトを済ませ、少しずつ明るみ始めた空を眺めながら久々の大麻比古神社へ。
こちらのクスも相変わらず良いですね。朝から良いものを見ると実に気分がいい。


しかし本日の一番の目的はクスではないのです。
他県に宿泊する際は大体お酒を飲みながら、地方ニュースを垂れ流しにすることが多いワタクシ。
前回の参拝時はブルーシートで覆われていた本殿の屋根ですが、どうやら銅板の張替え作業が10月に終わったらしいのですよ。
で、張替え完了から約半年間だけ、この10円玉のようなピカピカの姿が眺められるのだとか。すぐに酸化して青緑色に変色してしまいますからね。
3万枚の銅板を張り合わせて造られた屋根はなかなか壮観でございました。


気持ちのいい早朝の参拝ですが、唯一の欠点は社務所が開いてなくて御朱印をいただけないパターンが多すぎること。
しかし流石は阿波国の一宮。まだ日の出から間もないにもかかわらずいただくことができました。

8:00を過ぎたくらいから予報どおりのとてつもない風が吹き始めたので、さっさと帰宅することに。
今日の志々島便は欠航だろうなこれ。そして海をぼけーっと眺めるような気候でもない。
予定があと一日ズレていたら酷い目にあっていたことでしょう。やはり運が良すぎる。

帰宅後すぐに洗濯と荷物の整理を済ませてワインをちびちびと。
今晩はさっさと寝よう。というか今すぐ寝れる。

2022年最後の四国旅


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

昨晩は23:30就寝、夜明け前の5:00に雨音で目覚める。
ええ…ウソやろ?と愕然としていたら夜明けと共に雨が上がり、己の運の良さを再確認するのでありました。
写真散歩に夢中になるあまり出航時間ギリギリに出発する失態を犯したものの、何とか無事乗船。志々島へ。

ところで本日かなり海が荒れており、出航できるかどうかかなり微妙なところでした。
明日は今日以上に波が高くなる予報なので恐らく船が出ないだろう、とのこと。
昨年末にムスメたちと志々島を目指した際がまさにその欠航。結局粟島に渡ることができ、一日を無駄にせずに済みましたが。
風が強く海が荒れやすい冬の時期は船の欠航が多いそうなので、今後冬の時期の志々島旅は注意が必要かもしれませんねえ。。
(地元の方は強風の予報=高確率で欠航が分かっているのでしょう。今日は過去見たことがないくらい船が空いてました。)


感無量。
少し気が早いけれど、志々島の大クスの前で一年を締めることができてよかった。
来年もまた元気に来られたらいいなあ。

今年もたくさんの島情報を聞かせてくれた「くすくす」さんはじめ島民の皆様に感謝。
地元の方のお話を聞いていたら志々島に一層愛着が湧いてしまった気がします。


今回は締めに「加茂の大クス」をと考えていたので美馬市の宿を抑えていたのですが、昨日見てしまったので急遽懐かしの「別所の大クス」に立ち寄ることに。
こちらも相変わらず素晴らしいクスでございました。やっぱりロケーションがいいよなあ。
また狛さん、RYO-JIさんと来られることを願って。

現在ムダにくそ広い和室(ここしか空いてなかった)を独り占めして地魚、地酒をちびちびやっております。
とにかく旅は最高だなと。来年もまた楽しく生き抜きたい。

2022年最後の四国旅


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

ムスメたちを学校に送り出し、身支度を整えて四国へ向かう。
今回は明石海峡大橋ルート。鳴戸北ICで高速を離脱し、適当な砂浜に車を停めては写真を撮りながらひたすらぼけーっと海を眺めておりました。
感想ですか?ええ、寒い。流石に12月。寒いです。

あ、相変わらず天候には恵まれて何よりでございました。
まったく日頃の行いの良さが窺い知れるな。


海岸線沿いに引田→津田の松原ルートで行こうと思っていたのですが、鳴門エリアだけで海を堪能してしまったので予定変更。
板野、美馬を経由する内陸ルートを選択して初日から早々に「加茂の大クス」を眺めることに。
本来は明日の最終目的地でしたが、予定なんて変更するために存在するんだ。ということで。
しかし何度見てもすごいですね…民家がプラモデルのようだ。
今回も2時間ほどぶらぶら撮り歩いて離脱。ええ、途中で寒さのあまり鼻水が止まらなくなりまして。

しかし板野、藍住エリアのキャベツの安さは異常ですな。
1玉50円…だと?ヨメの主食がキャベツなので、わざわざ徳島県まで来てキャベツを2玉も買ってしまったではありませんか。

加茂の大クスから香川県入りしていつもの「環の湯」と行きたいところでしたが、残念ながら月曜定休なので高瀬の「たかせ温泉」へ。
受付のオバチャンが話し上手だったので乗せられてまたもキャベツ購入。どんだけ食うねん。あ、他にも地物の文旦とかジャガイモとか色々買いました。

そこからいつもの車中泊ポイントに移動して地魚のお刺身と地酒など。既にヘロヘロです。
明日は今回のメインである志々島を目指す。いっぱい寝て、明日もいっぱい歩こう。

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