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香川

香川の記憶


LEICA M10 / LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2 ASPH.

大楠を堪能した後はいつも楠の倉展望台から瀬戸内海を眺める。今年ほど海に救われた一年は初めてだなと、しみじみそんなことを考えていた。あとは28mm、50mm、90mm単焦点を持って来たら何だって撮れるなとか。Mマウントレンズはコンパクトで良い。EマウントやKマウントだとこうはいかない。まあ、一眼機ならズームレンズ一本で済むといえば済むわけですが。レンズ交換という浪漫を楽しめ。


LEICA M10 / Canon 50mm F1.8 II

今回「使える!」と思ったのが、このセルフ清掃したCanonスクリューマウントの骨董レンズ。絞ればこのようにまともに写り、開放だとなんとなく雰囲気ありそうにも写る。新しいもの=良いものではないんだなあ。

そういえば折りたたみ自転車を買い替えました。結局DAHONのHitという安いのを。本当は国産ブリヂストンが欲しかったんですけど、最短納期が11月末(それも無理っぽい)ということだったので。Hitにしてもコロナに打ち勝つため自社製パーツを多用した特別なモデルを!なんて謳ってますが、要は世界的なパンデミックにより自転車の心臓部たるシマノ製パーツの製造が全く追いついていないのです。今年はもう目の前にあるモノにそのまま乗って帰るしかなさそうだなと、そんな感じで目の前にあったHitを購入。スポーツサイクルというよりはシティサイクル寄りの乗り心地ですが、最近はカメラを持ってのんびり運転することが多いので、むしろ今の私にベストな選択だったかもしれません。

志々島の大楠伝説 ~瀬戸内海志々島の話より抜粋~


SONY α7RIII / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

先の四国旅では当然「志々島の大楠」を再訪しました。既に巨樹カテゴリーの記事としては紹介しましたが、今回志々島在住の方に『瀬戸内海志々島の話 上田勝見・阿部日吉 著』という貴重な書籍を見せていただく機会がありまして。恐らく現在では国会図書館以外で閲覧することが難しい書籍だと思われる(ひょっとすると詫間町の図書館なら蔵書しているかもしれません)ため、その中の一部、志々島の大楠伝説をこちらに引用させていただきます。

権利者の方に無許可で掲載するのもどうかと思いますが、現地の解説板にも記載のない伝説がこのまま歴史の波に飲まれて消えていくのはあまりに忍びない…と考えてのことです。もし権利者の方から直接けしからんとお叱りの連絡があった場合はただちに取り下げますので、お知らせくださいませ。

なお、明らかに誤字、誤記だろうと思われる箇所以外は原文のまま手打ちで打ち込みました。そんな結構大変だったぜ…というアピールを挟みつつ。読みづらい箇所があるかもしれませんが、1984年に発行された書籍ということで、どうかご容赦下さい。 全文を読む

香川の記憶


LEICA M10 / Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VM

宮ノ下港から志々島へ約20分の船旅。流れゆく景色を眺めていると、世俗的なものからどんどん遠ざかっていくのを実感する。ほんの15分前まで駐車場で仕事のメールを返信していたというのに、今はもう「3日間くらい待たせておけばよろし。」の心持ちに。


もちろん真っ先に「志々島の大楠」を目指すのだけど、何度同じ道を歩いてもここで立ち止まって景色に見惚れてしまう。吹き抜ける風が実に心地良い。さあ、ここまで来たらクスノキまであと少しだ。

香川の記憶


LEICA M10 / Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VM

似たような写真を山ほど量産してきたので、少しずつ小出しにしていこうかなと。

結局いつも旅の始まりはここになってしまう。夜明けを眺めて、海岸線に沿って1時間くらい散歩して。来る度に、この辺りで暮らしたいなあと思う。気候だけでなく時間の流れも穏やかなのがよい。慌ただしい暮らしは人の心から大切なものを根こそぎ奪ってしまう、ような気がしている。

忙しいは心を亡くすとはよく言ったもので、かつて自分も心を亡くしてしまった経験がある。写真なんて撮る気にもならなかった。これはいかんと、その過ちに気付くことが出来て今に至るわけですが。「忙しい」という言葉は極力使いたくないのです。良くも悪くも、言葉にはそれを引き寄せる力がある。たぶんこのブログでも開設以来忙しいという言葉は使ってないのではないかなあ。


ドリップコーヒーを淹れ、防波堤に腰掛けてしばしぽけーっと。
志々島へ渡る前のこの時間が何より愛おしく、どうしても自宅から港へ直行できないのだった。

四国上陸


SONY α7RIII / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

いつも与島に立ち寄って手持ちでパシャパシャ撮ってはいたのですが、三脚を使ったらどれくらい綺麗に撮れるんだろう、と。
凄まじいまでに鮮明に撮れて笑ってしまいました。元画像の解像感が変態すぎる。


ということで四国に来ております。
出発時点では高知県の大豊IC近くで車中泊して「杉の大杉」からスタート、適当にぶらぶらして最後は香川県の「志々島の大クス」で締めようと思っていたところ、これがまあ予想以上に寒いわけです。与島の時点で気温10℃。流石にここまで気温が下がるとは想定していなかったので、長袖シャツ+薄手のウインドブレーカーにペラペラの春夏用寝袋という貧弱極まりない装備で来てしまいまして。標高の高い大豊の山奥で眠るのは不可能だろうということで、いつもの津嶋神社車中泊の志々島スタートに予定変更。まあ少し寒いかな?程度で気持ちよく就寝することが出来ました。

志々島に行った他は何するわけでもなく、ひたすら海岸線沿いを移動しては車を停め海を眺めただけの一日でしたが、段々と魂が浄化されていくのが分かります。これだ、必要なのはこの時間なんだよな。満足満足。今晩は久しぶりに宿をとって地酒と地魚をつまみつつのんびり休んでおりますが、うーん…車中泊はくそですね 笑 明日は宿に車を放置させてもらって(快諾して下さいました。感謝。)自転車でだらだら走りながらチャリンコスナップする予定。今晩は早く寝て早く起きよう。

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