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徳島

四国の記憶


LEICA M10 / Leitz Elmarit 135mm F2.8

風景写真に135mmを使いこなせなかった。
ではどうするか。我々は考える葦ですから小道具に逃げるのです。


ソメイヨシノが見頃ですね。
例年なら鼻息荒く撮影に向かうのですが、今年はどうもいまいち気が向きません。
先日四国で撮影した巨樹や海の満足度が高すぎたのもあるし、ずっと曇天続き&遠景は花粉でかすみっぱなしでテンションが上がらないことも大きい。

来週は満開を迎えそうな「又兵衛桜」を眺めに行こうと思っているので、今年の桜はそれで充分かな。
開花時期が早すぎて突然開花だ満開だと言われてもなんとなく感覚が付いてこないんだなあ。

徳島県阿波市 尾開のクロガネモチ


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

存在こそ随分前から知っていたものの、その小ぶりなサイズがネックで訪問を後回しにしていた「尾開(おばり)のクロガネモチ」。
遠方からやって来る愛好家が初回からこの巨樹を優先的に目的地へ加えることはほとんどないのではないか。
いやいや初回からクロガネモチ、珍しい!と、この巨樹を目指したぜ?と仰るなら、貴方は相当な玄人に違いないでしょう。 全文を読む

四国の記憶


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

@鳴門公園
今回の旅の目的地は香川県の離島、志々島。
志々島の大クスとその他数本の巨樹を眺める以外には全く予定を立てないまま四国へと向かった。
夜明け前に無事四国上陸を果たし、たまたま看板が目に入った鳴門公園で朝のコーヒーをいただくことにする。
しかし初めて立ち寄ってみたこの公園がまた絶景で、これではむしろコーヒーどころではないのだった。


おっさんになって感じるのは旅の目的地なんかざっくりでいいということ。
偶然通った脇道にこそ面白いもの、驚きが転がっていることが多い。

目の前で道が二つに分かれている。
目的地までストレートに伸びる最短ルートとぐねぐね曲がりくねった遠回りの道。
ここで迷わず回り道を選べるようになると一層楽しくなるという点では、旅と人生は似ているのかもしれない。

徳島県阿波市 案内神社の大クス


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

今回の巨樹めぐり一発目のクスノキ。
県指定天然記念物の立派なクスノキということで本来もっと早く来ていてもよかったのですが、この吉野川沿いエリアはとにかく巨樹の層が厚い。近くには同じ県天にして巨人の腕のような大枝を持つ「壇の大クス」、個性的な洞が魅力の「鳥屋の大クス」などの大物が名を連ねるため、サイズこそ申し分ないながらもWebや書籍の情報で見る限り失礼ながらそこまでの個性が感じられなかったこちらは後回しにしていました。

遠目にも目立つこの姿。あれが目的の「案内神社の大クス」に違いない。
こちら神社の裏側ですが境内には駐車スペースが存在しないため、私の立ち位置の横にある広めの農道の隅に駐車させていただきました。 全文を読む

春の四国旅 2023


LEICA M10 / Leitz Elmarit 135mm F2.8

5:00起床。寝起きのシャワーを浴び簡単な朝食をとって、この二日間で撮影した写真を眺めながら今回の旅を思い返していた。
本日は一か所だけ巨樹に立ち寄ってそのまま京都へ帰還することに決定。6:30出発。

結論だけ述べると見ごたえ撮りごたえ共に文句なし。旅の最後を締めるにふさわしい巨樹でございました。
ちょうど小雨もぱらつき始め、帰るタイミングとしても申し分ない。


今回の巨樹旅の総括としては、とにかく徳島県平野部のポテンシャルの高さを思い知らされた旅だったなと。
既にめぼしい巨樹を回り終えた気になっていた自分が恥ずかしい。最近このエリアは気に入った巨樹を再訪するためだけに通過していたからなあ…
Webや書籍で一見しただけでは二番手三番手に見えるパッとしない巨樹が実は「これはっ!!」と興奮してしまう大物なんてこともしばしば。
まあ、だからこそ面白いわけですが。

それにしてもこれだけ何度も回ってもまだまだ未訪問巨樹が控えている徳島県という巨樹王国よ。
今回イチョウやナラ科などの落葉樹は本領を発揮する新緑の時期以降にと極力回避したので、次回はそれらをメインにルートを考えたい。

そういえば135mmで風景撮影と考えていたけれど、135mmは想像以上に尖っていてキツイ。
ファインダーを覗く前に瞬時に頭の中に中望遠域の構図を描けるようになるまでは90mmあたりで修行した方がよさそう。

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