- 2023-05-28 (Sun) 21:11
- FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR | ぶらり一人旅
FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR
間違いなく2023年の買ってよかったものベスト5に入るであろうこのGF 110mm。
描写が優れているとかそんなことより、とにかく撮影していて楽しいのがいい。
まあ、描写が優れているから撮影していて楽しいのかもしれませんが。
最近の巨樹撮影は20-35mm、32-64mm、110mmの3本を携行するのが基本スタイルになっている。
おおまかな撮影は32-64mmだけで十分なのだけど、どうしてもそれだけでは拾いきれないディテールを残りの2本で補完する感じ。
くそ重い上に焦点距離は中途半端、あまつさえ薄暗い場所のAFは旧世代レフ機並みという三重苦ですが、フルサイズ画質には戻れそうもありません。
最近は1本の巨樹と向き合う時間が増えました。巨樹をめぐるとしても日に3本くらいでいい。
単純に昔より三脚を使ってじっくり構えることが増えたのもあるけれど、カメラを置いてただ巨樹の周りをぶらぶら歩きながら眺める時間が増えたなと。
これは別に成長でも何でもなく一つの心境の変化だと思うわけですが、この先自分が巨樹と、そして写真とどのように向き合うことになるのか。
そんな来たるべき変化が楽しみで仕方ないのです。
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コメント:4
- RYO-JI 23-05-28 (Sun) 21:51
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巨樹もそうですが風景写真などではセンサーサイズの差は間違いなくありますね。
拝見していてもその描写にいつも見惚れております。
AF性能が特に求められる被写体でもないので、メインシステムをGFXに移行したのは大正解でしたね。
写真や巨樹との向き合い方の変化は読めないからこそ楽しみでもありますし、興味のある被写体の変化もありそう。
私だって鉄道や花、アイドル専門になるかもしれませんし(笑)。 - 狛 23-05-29 (Mon) 8:19
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望遠単焦点で巨樹を切り取って表現する。一歩ハイレベルだと感じます。
リサーチから「こう撮る!」と想定して行っても、現地で「そう来るか……」になることも多いですし、ある程度気心が知れた・信頼のおける相手に使いたい手法です。
「どんな巨樹も1枚は必ず望遠で切り取る!」というルールを作るのも面白いですが、長距離歩く、山道、悪天候だったりすると機材選びで覚悟を試されそう。
僕はもはや迷うほど選択肢が無くなってしまった感じですが……いやいや、やらない理由を探すんじゃない。笑
GFXについては、このアスペクト比も、巨樹の高さと広がりを撮るのに役立ちそうですよね。
収まりが良さそうだし、写真の重量というか、迫力が増しているように感じられます。 - to-fu 23-05-29 (Mon) 9:39
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> RYO-JIさん
撮影条件がよければ小型センサー機でも大型センサー機に負けない写真が撮れるのですが、逆光下だったり
薄暗い時間帯だったりと撮影条件が悪い場合にはセンサーサイズの違いが顕著に出てしまう気がします。
一期一会の巨樹、風景撮影なのでやはり後悔の無いよう最善の機材で臨みたいところですよね。
昔を思い返すと、我々がまさか木や鳥なんてものを撮るようになるとは想像もしませんでしたからねえ 笑
狭い世界に引きこもらず、面白そうだと思ったものは貪欲に手を出していきたいものです。これは写真趣味に限らず。 - to-fu 23-05-29 (Mon) 9:49
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> 狛さん
仰るとおりで、いくら事前に準備しても現地で「このパターンかよ!」と裏切られるのが巨樹撮影…だからこそ面白いわけですが。
望遠系は歪みのない重厚な描写が強みなので、出来ることならその瞬間そこに居合わせた記念写真的に巨樹と対峙する自分の姿を
撮影したいのですが、これはもう余程の大場所でないかぎり実現不可能な行為ですね…出来てもせいぜい加茂の大クスくらい。
4:3は最初どうも慣れなかったんですけど、横幅が窮屈になったのではなく今までの横幅で縦に余裕が出来たのだと思い込むことで
随分撮影しやすくなったように感じます。正方形に近付くにつれ動きを表現することが難しくなりますが、動かないことには
定評のある巨樹は実に中判フォーマット向きの被写体で本当に助かっています 笑
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