Diary

PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL

定期的に一人きりで自然の中に身を置いて緊張感と開放感を同時に満たしたい。
運が悪いとクマに遭遇するかもしれないし、もっと運が悪いと死ぬかもしれない。
いや、即死できたらいいけど顔面半分べろーんと剥がれた状態で電波の繋がらない山奥に一人きりとか…そっちの方が怖いな。

山のヌシが如き巨躯を誇る彼らですら、大自然の中では大きなサイクルを構成する名もなき一個体でしかないという事実。
日頃眺めている人里の巨樹は守り神として崇められているものが多いだけに、そのギャップに脳の処理能力が追いつかない。

なんとなく自分は80、90まで生きるんだろうなあと思い込んで、このまま退屈な日常が続く前提で生きているけど「そんなことないな、人は簡単に死ぬわ」とここに来る度に思う。いやホント人なんて簡単に死んでしまう。一日一日をムダにせず、後悔の無いよう生きていたいものです。

Diary

PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL

たぶん春以来約半年ぶりとなる京北の伏条台杉群生地を散策。
今月もまだまだ真夏の暑さが続くけど、このクソみたいな気候に人生を弄ばれることにいささかウンザリしてきたので体にムチを入れてやることに。
根が単純なもので、汗だくになってゼーゼー言いながら山道を登り下りしていると蓄積した鬱憤も消え去ったような気がする。

そういえば645Zで巨樹を撮影するのは今回が初めてのような。
手ぶれ補正すらない巨大な鈍器をじっくり構えて脇を締め、息をすうっと止めてバッシャコンッ!!とシャッターを切る。うわあ、たまんねえなあこれ…
645Zのシャッターショックがもたらす快楽はもはや麻薬。カメラ界のシンセミアといっていい。(もちろんやったことないので知りませんが)
この快楽を味わってしまうとメカシャッターレスカメラなど神への冒涜としか思えない。あんなものを使うと死後裁きにあうはず。

ただ流石に33-55mmは設計が古すぎるかなあ。
明暗差が大きいと強烈なフリンジが出て後処理ではどうにもならないことがある。

オープンソースのミラーレス一眼カメラ「Sitina 1」

そういえば面白そうなものを見つけました。すごいなあこれ。
センサーが今どきコダック製フルサイズCCDというのが面白い。
たしかに描写傾向、発色がライカM9辺りとよく似たコッテリ系で、今こういうのが出てきたら結構ウケそうな気がする。

エンジニアのZhang氏によると大量生産、収益化は難しいらしいけど、夏の暑さに頭をやられたどこかの企業が気まぐれで製品化してくれないだろうか。

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LEICA M10 / Voigtlander APO-SKOPAR 90mm F2.8 VM

ようやく9月が終わった。
この2ヶ月くらい本当に虚無のような時間を過ごしてきたけど、川で泳いだのが1回と海水浴が2回。まずまず夏らしいことは達成できたかなと思う。
ムスメと3日間ぶっ続けで泳ぎまくったのは何だかんだと良い思い出になった。海水浴の後に食べるかき氷のうまさよ。

10月に入ってからの週間予報を見ても毎日が真夏日で絶望しかないのだけど、そろそろ無理やり気持ちを切り替えて鬱を吹き飛ばしていきたい。
とりあえず行き先はどこでもいいから一人旅を…何を撮る、とか考えたくもない。とにかくぼけーっと何もせずに過ごす旅がいい。
あとは雨、いいかげん降ってくれませんかね。川底の藻を根こそぎ攫ってくれるような巨大台風を何卒。
鬱最大の原因はこの終わりなき日照りだと思うんだ。

徳島県名西郡石井町 天神のイチョウ

Nikon Z f / Nikon NIKKOR Z 24-70mm F4 S

先日紹介した同町内の「矢神のイチョウ」から目と鼻の先。距離にして約1kmほどでしょうか。
本来であれば併せて眺めるのがよろしいかと思われますが、今このイチョウを訪れるのは…

現地に到着してすぐに感じる違和感。とにかく臭い。
野生動物の残り香をかき集めてじっくり煮詰めたかのような悪臭が漂う。
車を降りて「どうしたもんかな」と思い悩んでいると、目の前の塀の上に立つ巨鳥と目が合った。

うわあ、サギだ…続きを読む →

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FUJIFILM X100VI

とても面倒くさい仕事の依頼が舞い込んできました。ええ、めんどくさいんです。
でも黙ってこなすわけですよ。大人なのでね。こういうのは町内会のどぶさらいや真冬の雪かきと一緒なのです。
ウダウダ言ってる暇があったらさっさと手を動かして終わらせてしまった方がいい。

で、今回プロジェクトのチーム内にいる奴があからさまに態度が悪いわ、いかに自分が担当する作業が大変か(はっきり言ってクリエイティブな作業は何も無い)を延々と説いてきて手を動かさないわで、こいつは一体何の得があってこんな生き方してるんだろうと真剣に理解に苦しんでおります。うーん、そんなに嫌なら黙って仕事を辞めてくれた方がずっとマシなのだけど。

というわけで何だか疲れてしまったのでMマウントのAPO-SKOPAR 90mm F2.8を購入してしまった。お金がないので中古ですが。
マップカメラの美品ランクを買ったのですが…金属外装なのでキズが目立つとはいえ、本当にこれが美品?ってくらい小キズが多い。
うーん、ここ数年マップの品質管理がどうもイマイチ信用できません。
昔は並品を買っても私の感覚では十分良品ランク以上のものだけが送られてきたのに。